トランプ米大統領(右)とプーチン露大統領=米アラスカ州で2025年8月15日、ロイター 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は18日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアのプーチン大統領がトランプ米大統領に対して、中国の習近平国家主席を交えた3者による対面での首脳会談の開催を提案していると報じた。11月18~19日に中国・深圳で予定されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせての開催を打診している。 ロシア側にはウクライナとの戦闘終結に向けて、ロシアに有利な形で交渉を進める思惑があるとみられる。トランプ氏はこのところロシアに融和的な姿勢を鮮明にする一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領には退陣を求めるなど圧力を強めている。会談が実現すれば、ウクライナや欧州には懸念が広がりそうだ。Advertisement WSJによると、プーチン氏は今月9日にあったトランプ氏との電話協議で3者による首脳会談の構想を持ち出した。米露首脳はこの電話協議で、露産の軽油を米国などに供給することで合意していた。米高官は「トランプ氏は同意していない」とする一方で、戦争を終結させたいと考えているため、会談に前向きになる可能性があると説明したという。 中国側もトランプ氏が応じるのであれば、反対しないとの姿勢を示している。ただ、中国側には3首脳の会談によって、地域における中国の役割を示すはずのAPECの存在感が薄れてしまうとの懸念もある。【ワシントン松井聡】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】