「命のビザ」外交官、根井三郎を紹介 故郷・宮崎に常設展示場

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根井三郎の写真や功績を伝えるパネル、関係資料が並ぶ常設展示場=宮崎市の市佐土原総合支所で2026年10月9日午前10時57分、重春次男撮影 第二次大戦中、ユダヤ人難民に人道的立場から日本への渡航ビザを発給した宮崎市佐土原町出身の外交官、根井三郎(1902~92年)の偉業を伝える常設展示場が、同市佐土原総合支所に誕生した。難民を救った「命のビザ」についての解説パネルや年譜、地図などが並ぶ。【重春次男】 根井の功績を伝える施設整備の要望が市にあり、今回、支所2階の1室を改装して整備した。展示資料は地元の「根井三郎を顕彰する会」が外交史料館(東京)に残る記録などを調査して作成した。Advertisement杉原千畝の後輩 顕彰する会によると、根井は、リトアニアで外務省の意に反し、ユダヤ人難民数千人に日本通過査証(ビザ)を発給した杉原千畝の後輩。当時、ウラジオストク総領事代理の根井も国の指示に従わず杉原発給のビザを持つユダヤ人難民に、福井県敦賀港行き船舶への乗船を許可し、ビザのないユダヤ人には自ら単独で署名してビザを発給した。 展示場には、根井と杉原がユダヤ人難民を救った「命のビザ」の舞台となった説明文入りの欧州・極東地図や、根井が独断で発給したビザの写真入り解説パネルなどを展示。家族写真やアルバム、愛用した将棋盤も並ぶ。 佐土原総合支所で9日に式典があり、市関係者らがテープカットをして開設を祝った。顕彰する会の根井翼会長(84)は「青少年が根井三郎を知り、命や平和の尊さについて学んでほしい」と話した。当面、土日祝日も開ける。入場無料。Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事