現場から2026年10月15日 9時00分有料記事黒田早織島田貴仁さんのコメント取材に応じた札幌刑務所の刑務官=2026年8月19日午後3時36分、札幌市、黒田早織撮影 罪を犯した人の「懲らしめ」から「立ち直り」へと重点を移す拘禁刑の導入から1年余りがたった。受刑者の更生や社会復帰を進める改革だが、刑務官も変化を迫られている。 刑務官はこれまでと同様に規律と秩序の厳格な維持に努める一方、受刑者への寄り添いやケアも求められるようになった。現場にはどんな葛藤があるのか。現役の刑務官が朝日新聞の取材に応じた。記事のポイント・拘禁刑が始まり、刑務官にはケアの役割が求められている・「管理」を重視してきた刑務官らには葛藤がある・ケアと秩序維持のバランスとは ある日の札幌刑務所。男性受刑者1人と、刑務官とソーシャルワーカーら数人が車座になって座っていた。 「今日の気分はどうですか。1人ずつ話してください」。ファシリテーターからのそんなごく普通の投げかけに男性刑務官(42)は強い抵抗を覚えた。「答えたくない」と思った。 同じ空間に受刑者がいたからだ。 札幌刑務所で2022年から始まった「当事者研究」のプログラムでの一場面だ。 当事者研究とは、自分の困りごとや生きづらさを「研究対象」とし、他者と語り合いながら対処法を探る取り組みを指す。 受刑者1人のために民間スタッフや刑務官でチームを組む。月に1回、これまでどんな人生を歩んできたか受刑者に語ってもらい、それを題材に参加者が対話するという試みだ。「受刑者との私語」ダメな理由は この刑務官は、処遇部門の主任として当初から当事者研究に参加してきた。「求められたのは、これまでの刑務官の勤務姿勢に真っ向から反する態度だった」という。 その一例が、場の緊張をほぐ…【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人黒田早織東京社会部|裁判担当専門・関心分野司法、ジェンダー、中国、精神医療・ケア関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月15日 (木)簗農水相が辞表提出ロシアが日本の記者を拘束レタスの価格が平年の2倍超に10月14日 (水)高市首相、簗氏の進退に含み旧統一教会 最上位機関を新設ドジャース逆転負けで2連敗10月13日 (火)ノーベル経済学賞に米2氏小中学校の多目的トイレ不足新宿区で住宅地の民泊禁止へ10月12日 (月)サウジ空港攻撃 12人死亡マンジャロ用いた減量に警鐘EVの国内販売 2.5倍にトップニューストップページへ簗氏の選挙で「報酬もらい投票依頼の電話」 複数の元スタッフが証言20:37「異常分娩」の表現、心の負担に 政府は公的文書で使わぬ方向で調整5:00独自平均年収1千万でも不十分? 節約、公営スーパー…アメリカのリアル6:00大谷翔平は第3戦も先発出場へ、米メディア「希望は戦略ではない」6:54「経済的に厳しい人に」荒川区に個人が1億円寄付 進学支援へ活用7:00パーソナルトレーニングの契約トラブル増加 特有の断りづらさ背景6:00