うるう秒とうるう時のイメージ 世界共通の単位を決める国際度量衡総会が15日、フランスで開かれ、地球の自転に基づく時刻と原子時計による正確な時刻のずれを調整してきた「うるう秒」を廃止する決議を採択した。代わりに3600秒のずれをまとめて調整する「うるう時」を導入する。2027年5月に運用を変更するが、うるう時が初めて発生するのは数百~1000年後になる見込みだという。 現在の世界標準時には、セシウム原子の振動数を基にした原子時が用いられている。一方で月の引力で生じる潮の満ち引きに伴う摩擦が地球の自転にブレーキをかけ、自転速度は少しずつ遅くなってきた。そこでずれが0・9秒より大きくなると予測されると「うるう秒」を挿入し、時刻を調整していた。 うるう秒は1972年に導入、これまでに27回挿入された。直近では、日本時間17年元日の午前9時前に「午前8時59分60秒」として1秒を挿入した。 しかしコンピューターの時刻管理やシステム運用への影響が深刻化し、00年ごろから見直しの議論が続いていた。さらに近年は地球内部の核の運動などの影響か、自転速度が逆に速まる傾向もみられ、1秒を削除する「負のうるう秒」が初めて生じて混乱が起こる恐れも懸念されていた。 総会は採択した決議で…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。