2026年10月16日 19時37分新谷千布美 遠藤美波弁護側の質問に答える元大阪地検特捜部検事の田渕大輔被告=2026年10月16日、大阪地裁、絵・表地久美子 なぜ机をたたき、「検察なめんな」と怒鳴ったのか。特別公務員暴行陵虐罪に問われた検事、田渕大輔被告(54)=現東京高検=の被告人質問が16日、大阪地裁で始まった。当初の取り調べがうまく進まず、「困った」という気持ちからの言動だったと明かした。 被告の起訴内容は、2019年12月に大阪拘置所の取調室で、業務上横領容疑で逮捕された不動産会社「プレサンスコーポレーション(当時)」部長だった男性=有罪確定=を長時間責め立てたり、机をたたいたりして陵虐したというもの。被告はこれまでの公判で、「陵虐の意図はなかった」と無罪を主張している。 16日は初めての被告人質問で、弁護側からの質問に答えた。 被告は取り調べで追及する方法について、「事件の数、相手の数」だけあり、毎回悩みながら「あの手この手を考えていた」と語った。「動かぬ証拠」示したのに… 被告によると、問題となった取り調べでは、男性が容疑を否認したため、様々な角度から言い分を聞いた。だが男性は言いよどんだり、説明を覆したりしたという。 机をたたいたのは、男性の説明と矛盾する「動かぬ証拠」を示した直後だった。押し黙る姿から「うそをついていることを認めないという態度」と感じた。 語気を強めたまま、相手の態度が変わらないか試すために「あなた詰んでいるんだから、もう起訴ですよ」などと迫った。その後も相手は黙ったままで「困った」と思い、「検察なめんな」の発言に至ったという。 この発言の真意について、「検察の一人である私も、覚悟をもって取り調べに臨んでいる。その私の問いかけを軽々に扱わないでほしいという思いだった」と説明した。 19日には検察官役の指定弁護士側からの質問も予定されている。【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月16日 (金)農水相に武部新氏 簗氏の後任織田翔希投手 米球界に挑戦へ「異常分娩」表現見直しへ10月15日 (木)簗農水相が辞表提出ロシアが日本の記者を拘束レタスの価格が平年の2倍超に10月14日 (水)高市首相、簗氏の進退に含み旧統一教会 最上位機関を新設ドジャース逆転負けで2連敗10月13日 (火)ノーベル経済学賞に米2氏小中学校の多目的トイレ不足新宿区で住宅地の民泊禁止へトップニューストップページへ緊急地震速報取り消しの「M9.9」現実なら「史上最大」の4倍の力18:2070年ぶりに新分野の人間国宝誕生へ 京料理、酒造り、立花の3人17:00日経新聞、個人情報183万件流出 不正アクセスで氏名やメルアド19:30米ホワイトハウス新報道官、司法試験に合格していないと認める18:30好調な「電機」vs苦戦の「自動車」 なぜ変わった2大産業の潮目7:30「ウルトラ警察隊」非公開の悲しき理由 帰れぬ町なぜ巡回しなかった10:00