米中露、どことも付き合う 「友人1000人」外交の落とし穴

Wait 5 sec.

ロシアのプーチン大統領(右)と握手するインドネシアのプラボウォ大統領=ウラジオストクで2026年9月3日(インドネシア大統領府提供) 中国とはミサイルなどの共同生産を協議し、米国とは大規模な軍事演習を行う。ロシアのプーチン大統領とも会談を重ねる。インドネシアのプラボウォ大統領は「1000人の友人でも少なすぎる」と語り、東西を問わず活発な外交を展開してきた。10月20日で就任2年。米中の対立が続く中、誰とでも付き合う外交に「落とし穴」はないのか。東西問わず関係拡大 8月下旬、インドネシアは中国との外務・国防担当閣僚協議(2プラス2)で、技術移転を視野に弾薬やミサイルなどの共同生産を協議した。その5日後には豪州とも2プラス2を開催。その月末からは米国と共催する多国間軍事演習「スーパー・ガルーダ・シールド」を実施し、日本など21カ国から約4700人が参加した。9月にはプラボウォ氏が就任後4度目となるロシア訪問を行い、プーチン氏と会談した。 一見、方向性はばらばらだが、背景には独立以来の「自主・積極(bebas aktif)」外交がある。特定の大国や陣営に依存せず、自らの判断で外交を進めるという考え方だ。プラボウォ政権は有力新興国の枠組み「BRICS」に加盟する一方、経済協力開発機構(OECD)への加盟手続きも進めている。友人が多ければ自由か アイルランガ大のプロボ・ヤクティ講師は、成果として「関係の多様化と国際的な存在感の向上」を挙げる。ただ、「外交上の接点が増えることと、戦略的な成果を得ることは別だ」とくぎを刺す。首脳往来や協定が増えても、それが経済力や防衛力、交渉力の強化につながったかは「まだ証明されていない」という。 協力相手が増えれば、1国への依存を減らせる半面、…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事