渡辺明九段 B級1組順位戦3回戦で、前期途中休場による降級からのA級復帰を目指す▲渡辺明九段(対局時2勝)と、4期連続昇級を目指す21歳の新鋭、△藤本渚七段(同1勝1敗)が対戦した。両者が得意とする矢倉と雁木(がんぎ)のぶつかり合いは、作戦巧者の渡辺九段が好形を築き、藤本七段の攻めを切らせて完勝。藤原直哉七段は観戦記で、渡辺九段の力強い指し回しと、奨励会時代の「藤本にらみ」からの藤本七段の成長を解説した。第1譜(1―31)▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩▲4八銀 △3二金1 ▲2五歩1 △3三角▲3六歩 △8四歩1 ▲6八銀1 △8五歩1▲7七銀1 △4二銀1 ▲5六歩 △6二銀▲7九角1 △7四歩1 ▲4六角6 △7三桂3▲7八金1 △4三銀1 ▲6九玉 △7二金8▲5八金8 △5二玉1 ▲9六歩5 △9四歩1▲3七桂1 △8一飛9 ▲5五歩7(第1図)(持ち時間各6時間 消費▲32分△28分)渡辺、復活ののろし 名人3期、A級通算12期の実績を持つ渡辺明九段は、1年間の休場をへて、B級1組で戦う。 フットサルで痛めた左膝靱帯(じんたい)の断裂と半月板損傷。数回の手術を受けてようやく日常生活に戻りつつある。トッププロとして棋譜を残せない悔しさと責任を、渡辺は強く感じているだろう。 棋士に言葉はいらない。盤上で渡辺は思いを表す。 7月30日、B級1組は3回戦を迎えた。渡辺は…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】