東京都心に建つ高層ビル=本社ヘリから平川義之撮影 東京23区が家庭ごみ収集・処理費用の一部有料化を検討している。知事の諮問機関がごみ減量のため有料化の可能性に触れたことで注目も集まる。小池百合子知事も「決めるのは23区」としながらも、導入を促す考えを示した。議論の背景に何があるのか。 <前編はこちら> 人口増、焼却能力の限界…どうなる東京23区の家庭ごみ有料化 23区の家庭ごみは収集・処理費用を有料化すれば減るのか。 特別区長会は、先行事例などから指定ごみ袋1リットル1円で10%減ると試算し、減量の「インパクトはある」とみる。一方、環境省調査などの家庭ごみの1人当たりの量を見ると、有料化した多摩地域の市と比べて23区が大幅に多いわけではない。 杉並区では、収集する1人1日当たりのごみの量は2025年度時点で417グラム(可燃、不燃、粗大ごみ)。区によると、23区ではトップクラスの少なさだ。24年度の区の調査によると、可燃ごみに含まれる古紙やプラスチックなどの資源物は約14%。今年4月から硬い製品プラスチックごみの回収も開始したが、区は「分別の徹底でごみ排出量はさらに減る」とみる。 杉並区に隣接し、04年に有料化した武蔵野市の1人1日当たりの量は、有料化前後の1年間…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。