欧州フロントライン:対岸のロシア飛び地へ掲げる二つの国旗 リトアニアの覚悟と決意

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ロシアの飛び地カリーニングラードの岸辺。ウクライナに侵攻するロシア軍を支持する「Z」の文字が建物の壁に大きく書かれている=リトアニア西部パネムネで2026年9月21日、鈴木一生撮影 対岸を眺めると白・青・赤の配色のロシア国旗がはためいていた。 バルト3国の一つ、リトアニアの西部に位置するパネムネは、ロシアの飛び地カリーニングラードとリトアニアを隔てるネムナス川沿いの小さな集落だ。人口は200人余り。カリーニングラード側にわたる橋があり、検問所が設けられている。 9月下旬に取材で訪れると、地域を管轄する国境警備隊のゲディミナス・ユシウス副部隊長(49)が橋を案内してくれた。 橋の長さは約400メートル。車両の通行は禁止されており、徒歩での往来のみが認められていた。両岸から1日計約200人が利用するという。たもとに設置された、戦車の侵入を阻むためのコンクリート製の障害物「竜の歯」が現在のロシアとリトアニアの関係を物語る。壁に書かれた「Z」の文字 2022年2月、ロシアがウクライナに本格侵攻を開始すると、ロシアの近隣諸国の警戒感は一気に高まった。カリーニングラードとロシアの同盟国ベラルーシに挟まれる形で接するリトアニアは、侵攻を自らへの脅威と捉えて国境の警備を強化した。「部隊は増員され、管轄の監視カメラの数も10倍以上の270個になった」。ユシウスさんはそう説明する。 橋の半ばあたりで立ち止まったユシウスさんは「それ以上…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】同床異夢の「NATO3.0」 曲がり角の米欧軍事同盟の行方は関連記事