ノーベル物理学賞の授賞決定で注目を集めているアイスキューブに関する展示。千葉大の吉田滋教授の解説動画もある=千葉市中央区で2026年10月9日午後3時7分、柴田智弘撮影写真一覧 千葉市科学館(中央区)に、今年のノーベル物理学賞授賞が決まった素粒子ニュートリノの観測に関する常設展示がある。授賞理由になり、千葉大も参加した南極の観測プロジェクト「アイスキューブ」を知ることができる展示で、授賞決定で見学者が増えているという。館の担当者は「多くの人に興味を持ってほしい」と話す。 今年の物理学賞は米ウィスコンシン大マディソン校のフランシス・ハルツェン教授に贈られると発表された。南極の氷中に検出器を埋め、ニュートリノを観測する国際共同プロジェクト「アイスキューブ」を率いた功績が評価された。日本からは千葉大ハドロン宇宙国際研究センターの吉田滋、石原安野の両教授が参加している。Advertisementニュートリノ観測の仕組みを紹介するシミュレーター=千葉市中央区で2026年10月9日午後3時6分、柴田智弘撮影写真一覧 科学館の展示は、宇宙や地球について知る10階の「ジオタウン」にあり、ニュートリノの光検出器の展示や、観測の仕組みを紹介するシミュレーターがある。吉田教授の解説動画も上映している。 2022年に科学館を改修した際、千葉大の協力で整備されたが、今回の授賞決定を機に注目を集めている。館の担当者は「ノーベル賞の発表以降、見学者が増えた。難しい分野だが興味を持ってほしい」と期待する。千葉市の神谷俊一市長は9日の記者会見で「(展示を見て)子どもたちにも科学への関心を高めてほしい」とアピールした。【柴田智弘】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。