野球文化学会会長の鈴村裕輔・名城大教授=名古屋市で2026年7月2日午後1時3分、村上正撮影 気候変動や少子化など社会の変化とともに、高校野球も大きな転換点を迎えている。 諸課題の解決策として、日本高校野球連盟は7イニング制の導入を検討する。 なぜ野球はそもそも9イニングなのか。 歴史をひもとくと、約170年前にルールを決める際にも「7」か「9」かの議論があったという。 野球史に詳しい野球文化学会会長の鈴村裕輔・名城大教授に歴史的観点を踏まえ、高校野球改革はどうあるべきかを聞いた。【聞き手・村上正】 議論が続く7イニング制について、「する(現場)」「支える(運営)」「みる(識者)」の3つの立場から、さまざまな関係者にインタビューしました。今後、10月18日、24日、25日、11月1日に配信予定です当初は「21点先取制」 9イニング制の採用は野球という競技にとって大きな転換点の一つとなった。 1845年に米国で野球の原型となる規則が制定。当時は21点を先取したチームを勝者とする「21点先取制」が採用されていた。 3アウトで攻守交代と定められていたが、イニングに制限はなかった。そのため、日没により試合を中断せざるを得なかったこともあった。 57年に開かれた会議では試合時間が読みやすいとしてイニング制が議論された。 会議を招集した野球チーム、ニッカーボッカーズは7回制を提唱するも、他のチ…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】「異体同心」で投打がっちり 関西創価26年ぶり近畿大会出場関連記事