ゼレンスキー氏、ロシア産軽油の市場供給「受け入れられない」

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記者会見するウクライナのゼレンスキー大統領=ブリュッセルで2026年10月16日午後1時40分、岡大介撮影 ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ブリュッセルで記者会見し、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が露産ディーゼル燃料(軽油)を世界市場に供給すると合意をしたことについて「受け入れられない」と改めて反対した。ロシアに融和的な姿勢を見せ始めたトランプ政権との間で緊張が高まっているが、「私が立ち向かわねば、誰がするのか」とも述べ、危機感をあらわにした。 会見で、トランプ氏との関係について「私たちは毎回、話し合うべきこと、共に決断を下すべきことを見いだしてきた」としつつ、軽油を巡る対応については、制裁解除対象が天然ガスや金融などへとなし崩し的に広がりかねないと批判した。Advertisement 会見の最後に、中間選挙が迫るトランプ氏から、燃料高やイラン情勢などを巡る自身の苦境から目をそらさせるための「スケープゴート(いけにえ)にされていると感じるか」と問われると、数秒間沈黙した。その後笑顔に転じ、「これが答えだ」と言い残して会見場を去った。 トランプ氏は、支持層の農家などの負担増につながる軽油の価格を抑えるために供給を確保しようと、ウクライナにロシアの製油所を攻撃しないよう求めた。不満を示したゼレンスキー氏への批判も繰り返している。 ゼレンスキー氏は、欧州連合(EU)加盟国の首脳会議に合わせてブリュッセルを訪れていた。会議では2027年の戦費は約1550億ユーロ(約27兆円)に上るとの見積もりを明らかにし、「現実的な額」として、不足する700億ユーロの追加支援を求めた。 コスタ欧州理事会常任議長(EU大統領)は、首脳会議後の記者会見で、「ウクライナの安全保障はEU自身の安全保障と防衛につながっている。(首脳らは)即座に合意した」として、追加の資金支援に応じる意向を示した。【ブリュッセル岡大介】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事【最新記事】