防衛省近畿中部防衛局の五味賢至局長(中)に海自舞鶴基地の拡張計画容認の回答書を手渡す鴨田秋津市長(右)。左は西脇匡史総監=京都府舞鶴市役所で、市提供 京都府舞鶴市の鴨田秋津市長は19日、防衛省の海上自衛隊舞鶴基地拡張計画を正式に受け入れると近畿中部防衛局の五味賢至局長に文書で回答した。市役所(同市北吸)近くの「東山」を含む8・7ヘクタールで、艦艇の係留・燃料タンクなどの新施設が2034年度をめどに増設されることになった。【塩田敏夫】 計画は7月21日に防衛省から伝えられた。鴨田市長は8月21日の市議会議員協議会で「安全保障環境が厳しくなる中、施設の受け入れは現実的、合理的でやむを得ない」と容認する考えを示していた。市議会も10月5日の本会議で「容認」を賛成多数で決議した。Advertisement 回答は市役所で行われ、海自舞鶴地方隊の西脇匡史総監(海将)も同席した。 鴨田市長は受け入れに当たり、赤れんがパークと隣接する「三角地」(現在は防衛省が所有)を市が取得した際は、民生安定事業で赤れんがパークとしての整備を支援する▽民生安定事業の積極的採択を行うとともに、特定防衛施設周辺整備調整交付金をさらに増額する▽「東山」にある旧海軍の防空指揮所跡など貴重な近代化遺産について、その保存と公開を検討する――などを要請した。これに対し、五味局長は「長年の経過がある中、重い決断で、真摯に受け止める」と述べた。 一方、共産党舞鶴市議団は「舞鶴市は平和産業港湾都市を市是とし、戦後の復興・町づくりを市民と行政が一体となって進めてきており、計画の受け入れは民意に反する」などとする抗議声明を出した。Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。