職員が官製談合防止法違反容疑などで逮捕されたことを受け、記者会見で頭を下げ謝罪する山田司郎・宮城県名取市長=宮城県名取市役所で2026年10月15日午前10時3分、岩田優希撮影 宮城県名取市発注の工事を巡って市職員が官製談合防止法違反容疑などで逮捕された事件で、山田司郎市長は15日に記者会見し、「深くおわび申し上げる。信頼回復に向けて職員一丸となって取り組んでいきたい」と述べた。市は第三者を含む検討委員会を設置し、再発防止に取り組む方針を明らかにした。 県警捜査2課は14日、市都市計画課技術主査、佐藤源亮容疑者(32)や土木建設会社関係者ら計3人を逮捕した。Advertisement 佐藤容疑者は、市が2024年11月に発注した調整池の貯留容量を増やす工事の制限付き一般競争入札で、同年9月下旬ごろから入札前までの間に、土木建設会社「グリーン企画建設」社員に非公開の設計価格を漏えい。同社に落札させ、公正な入札を妨害した疑いが持たれている。 市によると、佐藤容疑者は当時、下水道課建設係の技術主査だった。今回の工事の積算は別の職員が担当したが、設計価格は積算システムのパスワードを共有する佐藤容疑者含む職員4人が、市役所のWi―Fi(ワイファイ)と接続したパソコンから確認できた。 今回の入札方式では、入札価格が調査基準価格に近いほうが高い評価につながる。調査基準価格は設計価格が分かれば推測しやすくなるため、設計価格を知れば入札で有利になることができたという。【岩田優希】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。