【セガサミー-日産自動車】敗北し、涙を流しながら選手にあいさつをするセガサミーの佐藤俊和監督=川崎市中原区の等々力球場で2026年10月6日、鈴木紫門撮影 多くのファンに愛されたチームが、惜しまれながらも最後の全国大会への挑戦を終えた。今季限りで廃部する社会人野球のセガサミーは、日本選手権出場を懸けた関東地区最終予選で代表決定戦まで進出しながらも突破できなかった。 秋の神奈川・等々力球場が熱気と涙と笑顔に包まれた「あの日」を追った。少しでも長く… 10月6日。セガサミーにとって、日本選手権の最後の1枠をかけた代表決定戦。相手はくしくも15年の休部期間を経て昨季から活動再開したばかりの日産自動車だった。注目の一戦に、平日の昼間にもかかわらず試合開始の1時間以上前から観客が集まり始めた。 セガサミーの佐藤俊和監督は前日「負けてしまえば終わり。終わるまでに何ができるかが、すごく重要」と口にしていた。現役時代、所属していたミキハウスが廃部(2018年に復活)した経験を持つだけに、その言葉には重みがあった。 「(部が)なくなってから何をしても変わらないので」。試合開始前には選手やスタッフ一人一人と「ありがとう。頑張ろうぜ」と握手とハグを交わした。 試合は先発右腕の樫村佳歩が三回までに4失点する厳しい展開となったが、ナインは意地を見せた。五回に中川智裕の左越えソロで1点を返すと、七回は4番・谷口嘉紀、5番・高本康平、6番・中川の3連打で1点差に迫った。 諦めていなかったのは、スタンドに駆けつけた応援団も同じだった。一球一球に声援を送り、得点時にはセガサミーの象徴となった、ゲーム「サクラ大戦」のテーマ曲「檄!帝国華撃団」に合わせた応援を展開。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。【前の記事】今季限りで廃部のセガサミー 応援団初代隊長が今思うこと関連記事【最新記事】