2026年10月15日 6時01分有料記事島崎周アメリカ人フォトグラファー、ビル・ビガートさんの遺品のカメラや記者証。ビガートさんは、2001年9月11日の米同時多発テロを取材中、テロの標的となった世界貿易センタービルの倒壊に巻き込まれて亡くなった=Chip East/Courtesy of the Estate of Bill Biggart 写真には、ひしゃげたカメラやめがね、記者証が写っている。アメリカ人フォトグラファー、ビル・ビガートさん(享年54)の遺品だ。 2001年9月11日の朝、ニューヨークの世界貿易センタービルにハイジャックされた旅客機が相次いで突っ込む同時多発テロが起きた。 ビガートさんはカメラ3台を持って現場に走った。取材中にすぐそばで南棟が崩壊。命からがら逃げて来る人や消防士らの救助活動を撮影し続けた。その後、北棟も倒壊。ビガートさんは4日後、がれきの中から遺体で発見された。 「記者という職業は危険と隣り合わせであり、トラウマ(心の傷)になる場面に遭遇することがあるということです」 ビガートさんの遺品の写真を見せながら、こう語るのは、心理学者のケイト・マクマーン博士。 オーストラリア(豪州)のメルボルンにある「ダートセンターアジア太平洋支部(現在はアジア太平洋ジャーナリズム・トラウマセンター、CJT)」の創設者だ。事件事故や災害を取材する記者たち自身が負うトラウマ(心の傷)の存在が近年、知られるようになり、リスクを減らすための取り組みが進んでいます。惨事に遭遇しトラウマを抱えた当事者にどう取材するかも課題です。取材相手を傷つけず、記者自身も傷つかないためには、何が必要なのでしょうか。秋の新聞週間(10月15~21日)に考える連載の2回目(全3回)です。 事件事故や災害、戦争などで…【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人島崎周東京社会部|調査報道担当専門・関心分野性暴力、性教育、被害と加害、宗教、人権関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月15日 (木)簗農水相が辞表提出ロシアが日本の記者を拘束レタスの価格が平年の2倍超に10月14日 (水)高市首相、簗氏の進退に含み旧統一教会 最上位機関を新設ドジャース逆転負けで2連敗10月13日 (火)ノーベル経済学賞に米2氏小中学校の多目的トイレ不足新宿区で住宅地の民泊禁止へ10月12日 (月)サウジ空港攻撃 12人死亡マンジャロ用いた減量に警鐘EVの国内販売 2.5倍にトップニューストップページへ簗氏の選挙で「報酬もらい投票依頼の電話」 複数の元スタッフが証言20:37「異常分娩」の表現、心の負担に 政府は公的文書で使わぬ方向で調整5:00独自悲惨な事件事故の取材続け、記者に起きた異変 新聞社を訴えた理由6:00平均年収1千万でも不十分? 節約、公営スーパー…アメリカのリアル6:00登校渋り、下校後に泣き叫ぶ息子 母の「学歴至上主義」が消えるまで5:00投稿動画で名誉を傷つけた疑いで会社役員逮捕 被害者は投稿後に死亡0:05