深掘り2026年10月19日 7時00分有料記事編集委員・清川卓史 2023年度までの約10年間で生活保護利用者が半減した群馬県桐生市。職員による「申請権の侵害」を市長も認め、再発防止のため市は生活保護行政の抜本的な見直しに取り組んできた。問題が明らかになって来月で3年になる。窓口は変わったのか。生活保護の相談を受ける地域福祉課の窓口には、プライバシーへの配慮からパーティションが設置された=2026年7月、桐生市役所、清川卓史撮影女性ケースワーカー0人→4人に 「(以前は)窓口に行けば犬みたいになるしかなかった。人権なんてありませんでした。生きるためだけど本当につらかったです。今、人として扱われているだけ幸せです」 「(男性が担当者だった以前は)女性の体の病気を話しても、軽く考えているらしく、『大丈夫でしょ』などと言われて病院に行くことができなかった。女性の担当者になって、やっと行くことができました」 7月、生活保護行政の改善状況を第三者がチェックする市の検証委員会。全利用世帯(710世帯)を対象にした初のアンケート結果が公表された。自由回答には、窓口対応の変化を示す証言が複数あった。 福祉事務所の対応について聞いた質問では、「分からない」が42.4%でもっとも多かったものの、「とても良くなった・良くなった」が35.0%、「変わらない」が18.5%、「悪くなった・非常に悪くなった」が4.1%。改善傾向が確認された。 利用者に罵声を浴びせ、「くず」と言ってはばからない。以前は、そんな市職員もいたという証言もあった福祉事務所。市によると、再発防止策が本格スタートした2025年度から、課長をはじめ担当者はほぼ「総入れ替え」となった。 問題が発覚した23年度、市のケースワーカー6人のうち女性ワーカーはゼロだった。現在は10人に増員され、うち4人が女性ワーカーだという。 再発防止策の目玉は、窓口での相談や電話応対の会話録音の実施だ。利用者の了承を得たうえで25年6月から続けている。市地域福祉課の高橋伸幸課長は「私と担当係長の2人が、毎月2件ずつ無作為抽出して音声を聞き、対応に問題がないかチェックしている」と話す。市庁舎にある電子掲示板には生活保護相談を呼びかける案内が定期的に表示されていた=2026年7月、桐生市役所、清川卓史撮影 また、市庁舎の電子掲示板で…【今ならキャンペーン価格】有料記事が2カ月間 月額100円で読み放題!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人清川卓史編集委員|社会保障担当専門・関心分野認知症・介護、貧困、社会的孤立関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月19日 (月)横浜市長選、原沢氏が初当選自動車人材開拓 インドに活路「経営・管理」の入国 8割減10月18日 (日)トランプ政権 報道官を解任今年産 コメ余りの公算大日本のクルーズ市場 成長期へ10月17日 (土)王将社長射殺 被告に無罪判決のぞみ指定席 来年7月値上げ新分野の人間国宝 誕生へ10月16日 (金)農水相に武部新氏 簗氏の後任織田翔希投手 米球界に挑戦へ「異常分娩」表現見直しへトップニューストップページへ横浜市長選、参政推薦の福山氏が次点 3番手山中前市長は46万票減5:32生物多様性COP17開催へ 国際目標の進展不足、加速へ合意なるか4:00なぜ首相の隣は細野氏? 閣議前や記念撮影、自民で「初入閣」なのに7:00国内最大級「府中日鋼団地」建て替えへ マンションに、課題は資材高6:00【まとめてわかる】フランス各地で55万人デモ 市庁舎も大部分焼失16:29「非現実的な光景に恐怖」イオン爆発事故 救助隊員は声の元へ進んだ6:00