「都会の日傘」は1基400万円 神戸市が外国製を見送った事情

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神戸市が設置したスマートシェードの日陰で信号待ちをする歩行者ら=神戸市中央区で2026年9月1日、山田麻未撮影 大都市に日陰をつくるのは、想像以上に費用がかかるようだ。 神戸市がこの夏、猛暑対策の一環として、日差しを感知して自動で開閉する日よけ「スマートシェード」の設置を始めた。 ところが、その価格は国産1基あたり400万円。先行する韓国製の2倍以上だ。 「都会の日傘」としては割高にも映る。それでも市が独自開発にこだわった背景には、外国製に頼り切れない事情があった。猛暑日が30年前の5倍に 9月上旬、神戸市中心部のJR元町駅近くの交差点には、高さ約3メートルのスマートシェードが設置されていた。 この日の市内の最高気温は33・9度。 強い日差しを感知すると幅3メートル、奥行き4メートルの屋根が自動で開いて日陰をつくる。薄暗くなってくると自動で閉じる仕組みだ。 「ここに日陰があると助かる」 信号待ちしていた女性(57)はそう話すと、傘の下に身を寄せた。 近年、列島を襲う猛暑は港町・神戸も例外ではない。 市によると、最高気温が35度以上となる猛暑日は2021年からの5年間で49日に達した。 1996年からの5年間(10日)に比べて約5倍に増えた。 久元喜造市長は「真夏でも人々が買い物をしたり、街を歩いてもらったりすることは、市の活力を維持する上で重要」だとして、23年から木陰を増やすための植樹などに力を入れてきた。 ただ、都心部には歩道など植樹が難しい場所も少なくない。 そこで市が目をつけたのが、韓国で普及しているスマートシェードだった。…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事