静岡県、土木事務所職員逮捕で謝罪 入札予定価格漏らした疑い

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職員逮捕を受けて謝罪する静岡県交通基盤部の佐藤信太郎・政策管理局長(中央)ら=静岡市葵区で2026年10月14日午後9時1分、杉山大貴撮影 静岡県発注工事の予定価格を漏らしたとして県袋井土木事務所の男性職員が逮捕されたことを受け、県は14日、県庁で緊急の記者会見を開いた。交通基盤部の佐藤信太郎・政策管理局長は「県民の皆様に深くおわびを申し上げる」と謝罪した。 県によると、男性職員が漏らしたとされるのは、磐田市の一雲済川にかかる惣兵衛橋の掛け替えに必要な仮設橋と仮設道路の工事の予定価格。男性職員は同市の工事の予定価格を把握し、事業者と必要な打ち合わせをする立場だった。Advertisement 工事は仮設橋が約3億2700万円、仮設道路は約5800万円と、最低制限価格と同額か近い額で土木会社「アキヤマ」(同市)が落札した。ただ、仮設道路は価格の積算に誤りがあると外部から指摘があり、その後入札が取り消された。 県によると同社は、県の土木工事を請け負う企業のうち、3段階で一番高い「Aランク」の評価を受けていた。同社は2025年度、同事務所の発注工事を他に10件受注している。「真面目で寡黙なタイプだった」 男性職員は1992年に技術職員として入庁し、主に工事の発注や管理業務を担っていた。同事務所には昨年4月に異動していた。勤務態度に問題はなく「働きぶりは真面目で寡黙なタイプだった」(同土木事務所の佐藤雅史所長)という。 県は再発防止に向け、職員の意識改革や入札や契約制度の再点検などを検討する。また、15日午後に臨時の会議を開き、綱紀粛正を図るとした。 鈴木康友知事は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾。改めて綱紀の厳正保持を徹底するとともに、捜査の状況を踏まえ、厳正に対処する」とコメントを出した。【杉山大貴】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事