逆転有罪判決「分かってくれる人が…」 猪苗代湖ボート事故遺族

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猪苗代湖のプレジャーボート死傷事故で、最高裁が被告を逆転有罪とする判決を言い渡した後、報道陣の取材に応じる事故の遺族=東京都千代田区で2026年10月16日午後4時5分、安達恒太郎撮影 福島県会津若松市の猪苗代湖で2020年に起きたプレジャーボート事故で亡くなった豊田瑛大(えいた)さん(当時8歳)の両親は、逆転有罪判決を最高裁の傍聴席で聞いた。判決後、有罪と無罪が二転三転する裁判に「諦めかけた時もあった」と振り返り、「瑛大は戻ってこないが、一つの区切りになる」と語った。 スノーボードが得意だった瑛大さん。20年9月に家族で訪れた猪苗代湖でも、体を動かすことを楽しんでいた。だが、ライフジャケットを着て湖上に浮いているところに佐藤剛被告が操縦するプレジャーボートが向かってきた。ボートのプロペラに接触した瑛大さんは命を落とし、母親も大けがをした。Advertisement猪苗代湖ボート3人死傷事故の司法判断 2審判決は被告の過失を否定し、実刑とした1審判決を破棄して逆転無罪とした。遺族は「どん底」に落とされ「何も信じられなくなった」。最高裁が判決で被告の過失を認める言葉を重ねたことに父親は「期待なんかできないと思っていたが、ようやく分かってくれる人が出てきてくれた。ありがたかった」と胸をなで下ろした。 母親も「今まではゆっくり瑛大の話をしたり、写真を見たりしたかったができなかった。長かった争いが終わり、少しは穏やかな日々が過ごせるのかな」と話した。【安達恒太郎】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。