「餃子の王将」社長射殺事件の裁判の判決のため、京都地裁に向かう田中幸雄被告を乗せた警察車両=京都市中京区で2026年10月16日午後1時5分 2013年12月に起きた「餃子の王将」社長射殺事件で、殺人罪と銃刀法違反に問われた特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部の田中幸雄被告(59)に対し、京都地裁は16日、無罪判決を言い渡した。検察側は無期懲役を求刑していた。西川篤志裁判長は「被告が実行犯であることに合理的な疑いが入る余地がある。犯罪の証明がない」と理由を述べた。地裁の判決要旨は次の通り。<主文> 被告人は無罪。<たばこの吸い殻> (事件当日に現場付近で発見された)吸い殻2点は被告が喫煙したものと認められる。しかし、真の実行犯が持ち込んだり、被告が別の機会に下見などを命じられた時に遺留したりした可能性を排斥できない。 吸い殻はさほど劣化していない状態で発見されたが、遺留から発見までの経過時間が明らかでないから、以前から吸い殻が遺留されていた可能性を否定できない。 吸い殻は容器に入れて安定した状態であれば、別の場所から発見時と同じ状態で運べたと考えられる。別の場所で喫煙、消火された後に現場付近へ運ばれた可能性も排斥できない。 犯行直後に被告の喫煙後の吸い殻が発見されたことは、被告が実行犯であることを相当程度推認させる。 しかし、…Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。関連記事