火災が発生し、炎が残る商店街=三重県伊勢市で2026年8月31日午後5時52分、本社ヘリから加古信志撮影 8月31日に大規模火災で被災した三重県伊勢市の明倫商店街復興を支援しようと、県立伊勢高校の生徒会が16日、文化祭の売上金などを義援金として市に届けた。市役所には市内外から多くの善意が寄せられているが、高校の生徒会からは初めてという。 生徒会によると、火災があった日は文化祭の準備中で、黒い煙が学校からも見えたという。通学で近鉄宇治山田駅を利用する生徒も多く、商店街は身近な場所だった。生徒会長の森謙心さん(2年)は、通学路にある商店街の変わり果てた様子を見て「被災した人の力になりたい」と考えたといい、生徒会でポスターを作り、SNSでも呼び掛けた。Advertisement 10月6~8日、生徒会役員の4人が始業前に玄関に立って支援を募った。商店街で中学校の指定スリッパを購入したという副会長の樫下勇登さん(2年)は「地元ではなじみの場所。活動を知った保護者からも募金が寄せられた」と話した。 届けた義援金は9月にあった文化祭の収益金も合わせ約12万4000円。鈴木健一市長は「温かい支援は被災者の元気につながる。大切に使いたい」と礼を述べた。 市によると、14日までに寄せられた義援金は約2373万円。また企業や団体、ふるさと納税による寄付金は16日現在で約280件、計約3000万円に上っている。【下村恵美】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。