メダカはどこまで潜るのか? 高校生が実験 奈良

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深さ10メートルを超えて潜ったメダカを見つめる生徒たち=奈良県橿原市の県立畝傍高校で2026年10月17日、渡部直樹撮影 私たちの生活に身近な「メダカ」。池や川の浅い場所で泳いでいるイメージがあるが、実際はどこまで深く潜るのだろうか。 そんな実験が17日、奈良県橿原市の県立畝傍(うねび)高校で行われた。 2年生の男子生徒3人が、学校近くの水路で捕まえたメダカや、店で購入したメダカ計12匹を、水深10メートル66センチ、直径約7センチの透明なチューブ型の特製水槽で泳がせた。Advertisement 多くのメダカは潜水途中で引き返したり、浅い場所にとどまったりしたが、水路から捕った2匹が最終的に水槽の底付近まで潜り、その後しばらく泳ぐ姿を見せた。  共同研究者の日本女子大・深町昌司教授(生命科学)によると、実験環境で深さ10メートル以上まで自発的に潜ったことが観察されたのは世界で初めてとみられる。これまでの研究でメダカは水深約500メートル相当の圧力にも耐えられることが分かっていたが、自発的にどこまで潜るのかは分かっていないという。  実験はもともと、深町教授が福井県敦賀市の湿地でメダカの生態を調べるため始めていた。「深いところには潜らない、イコール浅いところを探せばいい、という指針がほしかった」と、2025年に大学構内で複数回実験を行った。 結果、段階的に深くしていき、最終的には湿地の水深よりも深い、9メートルの水槽の底までメダカのほとんどが潜った。研究結果を公表すると、魚に興味を持っていた畝傍高校の生徒たちが興味を示し、教授が用いた水槽を延長した上で実験を行った。  2年生の城本大貴さん(17)は「こんなに潜れるのなら、川の深いところに行ってもいいのに、浅いところで生活しているのが気になる。2匹しか底まで行っていないので、さらに実験して調べてみたい」と話した。 深町教授は17日の実験には立ち会えなかったが、結果を聞いて「どうして潜る個体と潜らない個体がいたのか気になる。今後さらに実験を行い確認したい」と話した。【渡部直樹】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。