5年分の粉飾決算を認定 岩手・大槌町観光交流協会

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粉飾決算に関する報告書の提出後に取材に応じる大槌町観光交流協会の平野栄紀代表理事(右)と平野公三町長=岩手県大槌町で2026年10月19日午後4時53分、奥田伸一撮影 岩手県大槌町観光交流協会は19日、2020~24年度決算で、経費2000万円以上を翌年度に付け替えるなど、不適切な会計処理が繰り返されたことを明らかにした。協会は経営状況を実際より良く見せる「粉飾決算」と認定し、指示した事務局長を8日付で諭旨退職とした。私的流用は確認されていない。 調査報告書によると、外部への業務委託費などの経費を事業年度ではなく翌年度に付け替えたり、町から概算で多めに入金されたふるさと納税の業務委託費をそのまま収入に計上したりしていた。Advertisement 22年度は約9万5000円の黒字としていたが、再計算したところ約1286万円の赤字だった。23年度の赤字額は約44万円としたが、実際は約1160万円だった。5年分の粉飾決算が明らかになった大槌町観光交流協会=岩手県大槌町で2026年10月19日午後3時49分、奥田伸一撮影 事務局長は協会の聞き取りに対し、「会計処理の認識が誤っていた」と、粉飾決算の意図を否定したという。 町観光交流協会は東日本大震災で被災後の地域振興を目的に18年に設立された。町は協会に観光イベントの運営やふるさと納税の業務を委託しており、25年度は約3億5000万円を支払った。【奥田伸一】Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。