熊本地震1週間、宇城市の避難所 女性単身や子育て世帯の悩みと不安

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朝日新聞記事2026年8月4日 22時00分有元愛美子 熊本地震の発生から8月4日で、1週間が過ぎた。この日、熊本県宇城市の避難所を巡り、被災者の声に耳を傾けた。女性ひとりでの避難、子どもを連れている状況、それぞれの現場に悩みや不安があった。 避難所に、24歳の女性がいた。ひとりで避難所生活を送る女性=2026年8月4日午前10時54分、熊本県宇城市、有元愛美子撮影 一人暮らしをしていた自宅のアパートが断水し、頼るあてもなく、避難所に身を寄せた。「ひとりで家にいると地震のことがフラッシュバックして不安になる。ここなら人がいて、水や食料もあり、安全も確保されていると思った」 避難所では、プライバシーを保つのは難しい。 広い空間に雑魚寝をする状況で、寝顔を見られることに抵抗感がある。物音やいびきで眠れず、イヤホンで音を遮っている。 シャワーは予約制で、枠はすぐに埋まる。入浴できずにせめて服を着替えたい、と思っても、避難所に専用のスペースはない。仕方なく車内で着替えている。「自分だけの空間があればいいのにと思う」 加えて、夜も不安だ。 周囲の人から、避難する人を家に誘う事案がおきていると聞いた。「自分の家は電気も水も通っているから来ないか」と声をかけられるらしい。それ以来、夜はトイレに行かないようにしている。避難所に求めたいことはあるものの、「こういうときは仕方ないのかな」と、こぼした。■子育て世帯 子どものストレスが心配 7歳と5歳の子どもを育てる中村優里さん(29)も避難所に身を寄せていた。子供と避難所生活を送る中村優里さん=2026年8月4日午後2時55分、熊本県宇城市、有元愛美子撮影 自宅アパートの建屋に大きな被害は無かったものの、家具や家電が倒れ、水道も止まった。 発災当日は車中で過ごし、翌日から避難所へ。ただ、子育て世帯ならではの難しさを感じている。 子どもを外で遊ばせて気分転換をさせたいが、連日の猛暑で難しい。外に連れ出したとしても、シャワーを自由に浴びせられる状況になく、汗をかかせることにためらってしまう。 まわりの被災者への配慮も欠かせない。「狭くてもいいので、子どもが少し騒いだり遊んだりできるスペースがあればうれしい」 子どものストレスも心配だ。余震が起きただけで泣き出し、小さな揺れでも突然、情緒不安定になってしまう。 不安はつきないが、生活のため、仕事に復帰した。 自分の母親と交代で面倒を見ているが、子どもを残して職場へ向かうことに葛藤がある。「離れている時、また大きな地震が来たらどうしよう」 先の見通せない状況でも、子どもには、小さな目標を示し続けるようにしている。「また友達と遊べるといいね。プールに入れるといいね」と話していた。この記事を書いた人有元愛美子映像報道部専門・関心分野写真・映像、矯正教育関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月4日 (火)熊本地震、激甚災害に指定へさらなる協調介入 ためらわず視聴時間長いほど低い正答率8月3日 (月)車に避難の女性死亡 熱中症か日本人の人口 1億2千万人割れスマートグラス 便利さの影に8月2日 (日)高額療養費、負担上限引き上げ猛暑の熊本被災地 断水続くW杯の子会社設立案撤回8月1日 (土)政府・日本銀行が為替介入サッカーW杯をボイコットへ辺野古事故 安全管理に「不備」トップニューストップページへ従業員3人死亡のオンワードHD「結果として指導不徹底と深く反省」15:35大阪府警の警察官が刃物持った人物に発砲 人物は負傷し病院に搬送21:30マンガワン問題で小学館が再発防止策公表 社長ら一部報酬を自主返納22:00永住外国人の「生活保護」回避狙った政府 許可要件の厳格化案を発表17:00「ルフィ」事件、グループ幹部の懲役20年確定へ 最高裁が上告棄却17:48「日本百名山」達成目前の遭難 忠告したが…管理人が見た過信の代償10:00