裁判Plus 司法のリアル深掘り 後藤佳怜佐藤緑平毎日新聞 2026/8/4 07:00(最終更新 8/4 07:00) 有料記事 2460文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷旧二階派の事務所に家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら=東京都千代田区で2023年12月19日午前10時、前田梨里子撮影 「スーパースキャンダルだ」 ある検事は不祥事の一報を聞き耳を疑った。 「そんな暇じゃないはずなんだよ」 別の検事は怒っていた。 一人の男性検事が取った女性への行動で検察に激震が走っている。 取材に答えた検事たちがそろって「まさか」と口にするのには理由がある。 懲戒免職となった検事が「エリート中のエリート」とされるポジションにいたからだ。「女性から好意を感じた」 「繰り返し性的行為に及ぶなどの不適切な交遊を継続した」 「ホテルをもっぱら取り調べの業務とは無関係の行為に用いた」 東京地検が配布したペーパーには検察官のイメージとはほど遠い言葉が並んでいた。 7月29日付で懲戒免職処分となったのは西田将仁元検事(48)。取り調べを担当した元容疑者の女性と私的に連絡を取り合い、略式起訴した後に性的な関係を継続したという内容だった。 「女性からの好意を感じていた。略式起訴したことで気が緩んでしまった」 元検事は調査に処分内容を認めたという。 西田元検事の名前は不祥事が明るみに出る前からマスコミ内では有名だった。 堕落した検事ではなく将来の幹部候補としてだ。裏金事件「キャップ」に抜てき 2023年11月、自民党の旧安倍派を中心にパーティー券収入のノルマ超過分が派閥から議員側に還流しているとの疑惑が発覚。国会は荒れた。 閣僚や党幹部も1000万円単位の還流が取り沙汰され、「裏金」の批判が起きた。政治資金収支報告書に記載していなければ、政治資金規正法違反に問われる可能性があった。 特捜部は12月から翌年1月にかけて捜査を本格化させる。 疑惑がある議員事務所は数十に上り、全国から応援の検事を集めた。 主任検事を務めたのが西田元検事。応援組に先輩もいる中での抜てきだった。 主任検事は「キャップ」と呼ばれる。 政界捜査を主に担当する「特殊班」のキャップは特捜部の中でも別格だ。 班員の検事に指示を出して証拠を集め、容疑者の逮捕や起訴の必要性を1次的に判断する。 情報漏えいを防ぐため、班員は別の班員による事情聴取の内容などをリアルタイムでは共有しない。 全体を把握しているのはキャップと上司の副部長、部長だけだ。 裏金事件でも東京地検幹部、東京高検、最高検へと報告が上がり、修正を繰り返しながら最終的な判断が固まった。 特捜部は24年1月、国会議員3人を含む計10人を政治資金規正法違反で起訴・略式起訴した。 事件を受けて党の6派閥のうち麻生派を除く5派閥が解散を決め、派閥政治は転換点を迎える。 検察組織を挙げた捜査だった。 期待に応えて結果を残した西田元検事。だが、検事としての道を踏み外したのもこの頃からだった。 記事後半では検察の出世ルート、スキャンダルが検察組織に与える影響を解説しています「マッサージしてほ…この記事は有料記事です。残り1299文字(全文2460文字) 裁判の話題を深掘りしたメールマガジン「裁判Plus 司法のリアル」を毎月第1・第3金曜日に配信しています。登録ページはこちらになります。【前の記事】「ロッキード事件と重なる」 調査報道が鳴らす日米関係への警鐘関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>