2026年6月16日 5時00分有料記事花野雄太高齢者施設向け給食を手がける「ナリコマグループ」の拠点=大阪府茨木市 高齢者施設向け給食を手がける「ナリコマグループ」(大阪)が大阪国税局の税務調査を受け、グループ会社1社が約10億円の所得隠しを指摘されたことが関係者への取材でわかった。所得制限のある優遇税制の適用を受けるため、意図的に売り上げを少なくしたと判断されたという。 ナリコマグループは朝日新聞の取材に対し、実際に優遇税制の適用は受けていないとしたうえで「見解の相違はあったが、国税局の指摘を真摯(しんし)に受け止め、修正申告と納税を済ませた」とコメントした。 関係者によると、所得隠しを指摘されたグループ会社は、給食製造「ナリコマフード」(大阪府茨木市)。2024年5月期に、グループの中核会社に給食を卸売りする価格を引き下げ、その分の売り上げと所得を抑えて税務申告していたという。「平均所得15億円以下」の要件 国税局が調べたところ、ナリコマフードには、卸売価格の引き下げにつながるような製造原価や人件費の減少といった合理的理由がなかった。安値で仕入れた形の中核会社も、施設や病院などへの販売価格を引き下げていなかった。 さらに、機械やソフトウェアなどの導入にかかった費用の7%分を法人税額から差し引ける優遇税制(中小企業投資促進税制)に「直近3年間の平均所得が15億円以下」という所得制限があることから、ナリコマフードがこれに収まるように所得を圧縮していたことが税務調査で判明したという。グループ内取引でも厳しいペナルティー 卸売価格を引き下げなかった…この記事を書いた人花野雄太大阪社会部兼ネットワーク報道本部専門・関心分野調査報道、国税関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月16日 (火)米国とイラン 戦闘終結へW杯初戦 オランダと引き分け刑事手続き 被害者関与拡充へ6月15日 (月)落雷の4割、5時間に集中初の「女子大理工学部」人気飲酒、少量でもがんリスク6月14日 (日)ミュトス級AI利用 緊急停止サッカーW杯のチケットが高騰エアコンの火災、思わぬ原因6月13日 (土)ウリ信組に一部業務停止命令W杯開幕 チケットは億単位も「H3」6号機 打ち上げ成功トップニューストップページへ米国とイラン、戦闘終結の覚書に署名 今週後半から本格交渉へ5:26オランダ戦直前、一気に高まった士気 届いた「航くんのメッセージ」16:00高齢者向け給食メーカー、10億円所得隠し 税優遇狙い帳簿操作か5:00高市首相、メローニ首相と会談 経済安保で「協力さらに具体化」22:46「昔なら負けた気分?」問われたオランダ監督 語った日本への評価14:03直径2m、全長150mの巨大ホースが海岸に 持ち主不明、撤去へ19:00