AIの「クセ」が生み出す危うさ プライベートな情報を管理する先に

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現場から2026年6月16日 8時00分有料記事真田嶺佐倉統さんのコメントダラムの街を見回る警察官ら=2026年3月25日午後5時28分、真田嶺撮影Aストーリーズ「AIと警察 イギリスと日本の現場から」(2) 大ヒット映画「ハリー・ポッター」のロケ地にもなったイギリス(英国)北部の都市ダラムで2017年、AI(人工知能)を使ったシステムが本格的に導入された。英国の警察では先進事例の一つだった。 システムは「HART(ハート)」と呼ばれる。日本語に訳せば、「危害リスク評価ツール」の略。逮捕された人について、過去の犯罪歴に加え、年齢や性別、住んでいる地域のデータなどをもとに、「この先2年間のリスク」を判定する機能を持つ。 リスクには三つのレベルがある。殺人や強盗など重大犯罪を再び起こす可能性が高い人=「高」▽何らかの犯罪を起こす可能性がある人=「中」▽再犯の可能性が低い人=「低」。留置するか釈放するか。警察官の経験だけでなくAIの判定も参考にして決めるというものだった。Aストーリーズ AIと警察 イギリスと日本の現場からAIは捜査にも使われ始めている一方で、個人情報を保護する面から懸念の声が上がっています。AIと警察の距離感があるべき姿について、日本と先進地イギリスの現場から考えます。 「警察の最前線に立つには、大胆かつ勇敢でなければならない」。ダラム警察の刑事主任警部、アンドリュー・クロウ氏はそう振り返る。「当時、私たちはリスクを取りました。英国の警察にとって、AIは未知のものでしたから」【動画】ダラム警察の刑事主任警部のアンドリュー・クロウ氏=真田嶺撮影 しかし批判も浴びた。リスク分析に居住地域のデータを使ったことが代表的な理由だった。貧しい地域に住む人ほどリスクが高いと見なされるのではないか……。そんな懸念が市民団体や専門家から示された。 クロウ氏によると、ダラム警察内でも大きな問題を抱えていた。開発に関わった1人の研究者の知識に大きく頼ったシステムだったからだ。本来は、移り変わる社会の状況に合わせてシステムを更新しないといけないのに、警察内部にそれができる人材がいなかった。 記事の後半では、イギリスの警察で活用するAI技術に詳しい大学教授が警鐘を鳴らすAIデータの偏りについて、お伝えします。警察が持つデータは特にその傾向が顕著といいます。 作った時の状態で止まったま…この記事を書いた人真田嶺東京社会部|サイバー、ネット、AI専門・関心分野SNS、移民、国際情勢、ポッドキャスト関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月16日 (火)米国とイラン 戦闘終結へW杯初戦 オランダと引き分け刑事手続き 被害者関与拡充へ6月15日 (月)落雷の4割、5時間に集中初の「女子大理工学部」人気飲酒、少量でもがんリスク6月14日 (日)ミュトス級AI利用 緊急停止サッカーW杯のチケットが高騰エアコンの火災、思わぬ原因6月13日 (土)ウリ信組に一部業務停止命令W杯開幕 チケットは億単位も「H3」6号機 打ち上げ成功トップニューストップページへ一読してわかる「日銀、きょう利上げ」データで見る物価上昇リスク6:00高齢者向け給食メーカー、10億円所得隠し 税優遇狙い帳簿操作か5:00「昔なら負けた気分?」問われたオランダ監督 語った日本への評価14:03「全国どこでも」進んだがん医療、新たな課題は がん基本法20年8:00旧宮家の男系男子の養子案 背景にGHQの圧力論、戦後改革の否定6:00離婚の危機、夫婦がトイプードルを押し付け合い 判決は「両成敗」6:00