特派員発 世界は今インタビュー 松岡大地毎日新聞 2026/6/21 05:00(最終更新 6/21 05:00) 有料記事 3390文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ハマスに拘束されていた2年について語ったガイ・ギルボア・ダラールさん=イスラエル中部テルアビブで2026年6月3日午後6時41分、松岡大地撮影 地下40メートルのトンネルには太陽の光が入ることもない。 最もつらかったのは性暴力だった。体が凍り付き動かない。「早く終わってくれ」。そう願うしかなかった――。 パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスにより、2年間にわたって人質として拘束されていたガイ・ギルボア・ダラールさん(25)は6月上旬、毎日新聞の取材に応じ、性暴力を含む凄絶(せいぜつ)な拘束生活を明らかにした。 「何が起きていたか、多くの人に知ってほしい」。時おり表情を硬くしながら、被害の実態を語り始めた。 この記事には性暴力被害の描写が含まれます。フラッシュバックなどの心配がある方は注意してご覧ください。「戦場」になった音楽会場 ガイさんは日本のアニメを見て育った。「ドラゴンボール」「遊戯王」などのアニメ好きが高じ、日本語も勉強していた。2024年春に日本に行く計画を立て、チケットも購入していた。 だが、23年10月7日、友人3人とともにイスラエル南部で音楽フェスティバルに参加したことが、運命を大きく変えた。 フェス会場では、若者たちが思い思いに踊っていた。しかし、音楽が突然止まり、ロケット弾の音が鳴り響いた。ハマスによる襲撃の始まりだった。 車で逃げようとしたが、渋滞に巻き込まれて動かない。現場にいた警察官から「隠れろ」と促され、茂みの陰に身を潜めた。間もなくハマスの戦闘員を乗せたトラックが続々とやってきて、無差別な銃撃が始まった。 「このままでは殺される」 隠れ続けることを選んだ友人2人を残し、茂みの間を走って逃げた。頭上や足元には銃弾が飛び、砂煙が上がった。友人たちは「戻ってこい」と叫んでいた。彼らの姿を見たのはこれが最後となった。 気付いたら、ハマスに包囲されていた。周囲には遺体が散乱している。手を上げて投降すると、両手足を縛られてトラックの荷台に乗せられた。 ガザでは群衆が待ち構えていた。「ユダヤ人の豚野郎」などと罵声を浴びせられ、殴る蹴るの暴行を受けた。「ユダヤ人をさらし者にするショーのようだった」。そこから、終わりの見えない拘束生活が始まった。住宅からトンネルへ 最初の8カ月間で、8カ所の住宅を転々とした。移動はいつも午前5時ごろ。イスラム教徒の女性の服に着…この記事は有料記事です。残り2454文字(全文3390文字)【前の記事】レバノン言及が落とし穴? 米イラン合意へ識者語る三つのリスク関連記事【最新記事】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>