毎日新聞 2026/6/21 18:01(最終更新 6/21 18:01) 有料記事 1373文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷小笠原諸島・父島沖を泳ぐザトウクジラ=2011年2月27日、須賀川理撮影 小笠原諸島(東京都)が世界自然遺産への登録が決まって24日で15年。絶海の島で育まれた世界に類を見ない固有の生態系が魅力だが、その存続は危ぶまれている。深刻化する外来種への対策は「すでに負け戦」との声も。未来に遺産を引き継げるのか。課題を探った。海洋島に花開いた進化 大小30余りの島々からなる小笠原諸島は2011年6月、世界自然遺産に選ばれた。決め手は、海で隔絶された自然環境が育んだ固有の生態系。波や風、鳥などに運ばれ偶然たどり着いた生き物のみが独自の進化を遂げた。島の樹木の約7割は、ここでしか見られない固有種だ。 国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)が特筆したのがカタツムリだった。天敵の少ない環境で進化が花開き、島に生息する約120種のおよそ9割が固有種。同系統のカタツムリでも、生活環境の違いから島ごとに姿形が異なる種もいる。「小笠原のカタツムリは進化を理論的に検証する重要な証拠になっている」。東北大の千葉聡名誉教授(進化生物学)は科学的な意義も強調する。「シンボル」が窮地に 島のシンボルともいえるカタツムリだが、外来種の圧力を受け、絶滅の危機にある。 世界自然遺産登録から15年になる東京・小笠原諸島。唯一無二の自然を将来にわたって守れるでしょうか。①「すでに負け戦」の声も 天敵少ない絶海の楽園で外来種が拡散②乾燥に強い植物枯らす「小笠原パラドックス」 危機遺産リスクも③島民の「悲願」が試金石に 世界遺産の「潜在的脅威」どう進める かつて5種の「カタマイマイ」が生息した父島では16年までに4種が姿を消した。1990年ごろに侵入が確認された外来種のプラナリアに捕食されたためだ。唯一残ったチチジマカタマイマイは現在、島南部のごく一部で確認されるのみとなっている。 厳しい生物間競争のなかった海洋島の生態系は外来種に弱い。15年前も世界遺産委員会から「新たな外来種の侵入に対して継続的な注意が必要」と注文がついた。 だが抜本対策は確立していない。IU…この記事は有料記事です。残り510文字(全文1373文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>