学校の整列も社員旅行も苦手 松尾スズキさんが抱く根源的な欲求

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インタビュー 伊藤遥毎日新聞 2026/6/18 16:00(最終更新 6/18 16:00) 有料記事 2156文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷劇作家の松尾スズキさん=東京都渋谷区で2026年4月28日、滝川大貴撮影 「はい……。あのお……」 壇上のマイクに向かって小さな声で語り出すと、突然ぎゅっと目を閉じて叫んだ。 「うれしいですっ!!!」 6月上旬に東京都内で開かれた菊田一夫演劇賞の授賞式。作・演出などを手がけたミュージカル2本への評価で受賞した松尾スズキさんがむせび泣くようにスピーチを始めると、会場にドッと笑いが起きた。 「まあまあ名前が知られた演出家だと思うんですけど、三十数年お芝居をやってきて、本当に賞に縁がなかった。ふざけないでやれば(賞を)取れるんだなって分かりました」 いわく、これまでは「ナンセンスやブラックといった小劇場的な感覚で商業演劇をねじ伏せてやろうと闘ってきた」。 だが近年、その“おふざけ”からエンターテインメント路線にかじを切り、受賞がかなった、と冗談交じりに語った。シュールで不条理な物語を そんな松尾さんの最新公演「海辺の独裁者」は、高い評価を受けているミュージカルの「歌、踊り、芝居」の3要素の中でも、初めてダンスにフォーカスしたユニークな作品だ。 原作は2025年に発表した、自身の短編小説「海辺の独裁者」。 南米のミュージシャンに恋をした日本人女性が異国を放浪する中、南米の街で「独裁者」と名乗る孤独な老人に出会い、2人の交流が始まる――。 「シュールで、どちらかというと不条理な物語」 この本をモチーフに演出と振り付けを任されたのが、気鋭のダンサー・振付家の康本雅子さんだ。 康本さんは大学中退後にアジアやアフリカを放浪し、現地で民族舞踊に熱中した経験がある。 帰国後は国内外でダンス公演を行い、桑田佳祐さんやゆずなどのコンサートでも出演や振り付けを担ってきた。アニメ映画「竜とそばかすの姫」(細田守監督)のパフォーマンスシーンの振り付けでも知られる。 松尾作品には20年以上前から振付家として参加してきた。 「僕にはない発想があるし、彼女の公演は構成も体の動きも演出も面白い。ダンサーとして美しく、いつも魅力的」 松尾さんが全幅の信頼を寄せる人物だ。 今回は「丸々1本、作品を任せてみたらどうなるかな」という期待と好奇心から、康本さんに小説を提供し、完成した作品を松尾さんが監修する形をとった。フリースタイルで踊る松尾さん 出演するのは、康本さんとプロダンサー4人、松尾さん主宰の俳優養成所「コクーン アクターズ スタジオ」の卒業生4人など。松尾さんも3年ぶりに出演者としてステージに立つ。 「単純に年食ってきたんで、自分が動ける限界を確かめてみたいという思いもあるんですよね」 だから松尾さんも踊る。ただし、松尾さんはぶっつけ本番のフリーダンスで挑む。 即興に何か意図があるのだろうか。 そう尋ねると、さらりと答えた。 「意図も…この記事は有料記事です。残り1022文字(全文2156文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>