ストーリー 芝村侑美毎日新聞 2026/6/14 11:00(最終更新 6/14 11:00) 有料記事 1985文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷生徒に寄り添う学校改革を進めてきた大阪府立西成高校の山田勝治校長=大阪市西成区で2026年3月19日、梅田麻衣子撮影 桜のつぼみはまだ固い。でも卒業生167人は巣立ちを前に、晴れやかな表情で顔をほころばせていた。 大阪市西成区にある大阪府立西成高校で3月6日、50回目の卒業式が開かれた。校長の山田勝治さん(69)が語りかける。 「あなたたちは傷ついたことがあるからこそ、人の痛みが分かる。まっすぐに進むだけでは得ることのできない『宝物』を西成の生徒だからこそ持っている。そんなあなたたちを、心から誇りに思います」 学校が大切にしている精神「回り道は近道だったりする」から紡いだ、門出を祝う言葉だった。全2回の前編です。後編へのリンクは文末にチャイルドシート付き自転車で学校に 学校が建つ西成区は日雇い労働者の街として知られる「あいりん地区」がある。「危ない地域ちゃうの?」「ヤンキーばっかなん?」。西成と言うだけで、生徒も差別や先入観がこもった言葉を投げかけられる。 全校約500人の半数ほどは区内など周辺から通う。生活保護世帯、ひとり親家庭、外国ルーツの出自、ヤングケアラー、障害。さまざまな困難を持つ生徒も多く、共にまなびやで過ごす。 校舎裏の駐輪場には、チャイルドシートが取り付けられた自転車が何台も止まっている。弟や妹を保育園に送ってから高校にやってくるためだ。 アルバイトに励む生徒も多い。自分が遊ぶためではない。家の生活費や将来のための貯金が必要なのだ。帰宅は必然的に夜遅くなる。中には深夜、親の代わりにミルクをつくって赤ちゃんに飲ませ、十分な睡眠を取れない生徒もいる。 こうした事情から多くの高校が午前8時台を始業時間とする中、西成高校は登校しやすいよう約1時間遅い午前9時35分にしている。生活支援担当の首席教諭、森ゆみ子さん(55)は「授業で寝てしまう子も減った」と効果を口にする。 校長の山田さんは西成高校で過ごすのは18年目になる。人として教師として「すべては子どもたちから教…この記事は有料記事です。残り1193文字(全文1985文字)後編につづく つかんだ手離さぬ学校 生徒に願う「排除の社会」変える一人にあわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>