密やかな告発と抵抗 池上裕子さんが見たベネチア・ビエンナーレ

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毎日新聞 2026/6/20 13:00(最終更新 6/20 13:00) 有料記事 2306文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷マリア・マグダレーナ・カンポス=ポンス≪コヨ・クオとトニ・モリスンのためのマグノリアの木の解剖学≫(2026年)=2026年5月9日、筆者撮影 イタリア・ベネチアで2年に1度開かれる「第61回ベネチア・ビエンナーレ国際美術展」が5月に開幕しました(11月22日まで)。 総合テーマは「In Minor Keys(短調で)」。 昨年急逝したアフリカ出身女性初の芸術監督コヨ・クオさんの遺志を受け継いだ本展はどんな調べを奏でているのでしょうか。美術史家の池上裕子・大阪大教授に寄稿してもらいました。 <主な内容> ・嶋田さんとブブさんの異議申し立て ・赤ちゃん人形を抱いて見えるもの ・侵攻を鋭く告発するウクライナ展示作家らの抗議、審査員団の総辞任… 第61回ベネチア・ビエンナーレは、ロシアとイスラエルの参加に反対する美術家や活動家たちの抗議で幕を開けた。審査員団も開幕直前に総辞任したため、事務局が金獅子賞に代わって来場者の投票による「ビジターズ・ライオン賞」を打ち出すも、これを辞退する作家やパビリオンが続出するなど、異例づくしの展開だ。 私が訪れたオープニング最終日も、抗議の一環として閉館していたパビリオンが多く、会場のあちこちにパレスチナへの連帯を示すポスターが貼られていた。 こうした話題が先行しがちな今回のビエンナーレだが、アフリカ出身女性初の芸術監督となったコヨ・クオの「In Minor Keys(短調で)」という企画展は、非常に見応えがあった。「長調」による壮大なスペクタクルではなく、「短調」が象徴する密(ひそ)やかな語りや「マイナー」な問題に目を向けるという構想は、彼女が昨年病で急逝した後、残されたチームによって濃密な展示へと結実していた。 たとえば、ある展示室では、アマゾン…この記事は有料記事です。残り1627文字(全文2306文字)あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>