平野啓一郎さん「リアルトーク in NY」毎日新聞 2026/6/22 08:00(最終更新 6/22 08:00) 有料記事 2217文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷美しく染まる空とニューヨークのビル群=2026年6月、平野啓一郎さん撮影 ニューヨークに住み始めてから、かれこれ一年が経(た)とうとしている。 この間、あまりにも多くのことがあったが、もう一年かと、やはり早かった印象である。トータルで二年間の滞在予定なので、この分だと、残りの一年もあっという間に過ぎるだろう。 米ニューヨークで暮らす小説家、平野啓一郎さんが毎月、現地での体験や思索をつづる「リアルトークinNY」。 今月は平野さんが「両極端が現前している」という街について〝中間考察〟しました。 (毎日新聞では6月23日朝刊に掲載)本音と建て前は米でも ニューヨークという街は、一体、何が魅力なのだろうか? これは、住む目的によりけりだろう。東京では、あまり私の周囲にはいなかったが、ここでは子供の学校の保護者など、金融関係の知人が増え、彼らが東京よりもニューヨークで働く方がやりがいを感じるのはよくわかる。まず、収入がまったく違うし、仕事のスケールも大きい。日本人は、かつては「勤勉」だと言われ、昨今では、代名詞であった長時間労働も、単に効率が悪いだけではないかと批判されがちだが、実際、ニューヨーカーは、驚くほどよく働いている。私の知人でも、毎朝、四時や五時に起きるという人が何人もいる。その方が頭がよく働くからだという。必然的に就寝時間も早く、あまり外食もしない。 当然、仕事のプレッシャーは大きい。ニューヨークで生まれ育った人でなければ、誰もが何か理由を持ってここに来ているわけで、日本だと、どことなく揶揄(やゆ)するようなニュアンスで使われがちな「上昇志向」も、ここでは当然のことで、寧(むし)ろそれがないと、何をしに来たのかと訝(いぶか)られる。 仕事が早いというのは、実際そうである部分と、そうでもない部分とがある。例えば私が関わっている出版業界では、皆が口を揃(そろ)えて、本を出すまでには「時間がかかる」と言う。私も、こちらの出版関係者と…この記事は有料記事です。残り1424文字(全文2217文字)【前の記事】英語のうまさとは 平野啓一郎さんが大切にしたい雑多な発音関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>