毎日新聞 2026/5/14 08:15(最終更新 5/14 08:15) 1114文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷カメムシの被害にあったデコボコの梨=山口県病害虫防除所提供写真一覧 異臭を放ち、果物に被害をもたらす厄介者の果樹カメムシ。今年は例年に比べて越冬量が多く、夏のピークに向けて大量発生する可能性がある。山口県内では春先の捕獲数が平年の10倍に上り、過去10年で最多を更新した。県病害虫防除所は注意報を発令して、防除対策を呼びかけている。 果樹カメムシは、主にチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシの3種類がいる。体長10~18ミリで、寿命はいずれも1年ほど。夏に産まれ、主食となるスギやヒノキの実に当たる「球果」の栄養分を針のような口で吸って成長、越冬し、翌年6~8月に交尾、産卵した後、死ぬ。Advertisement 個体数を大きく左右するのが「球果」だ。前年の花粉量が多く、夏場に球果が豊富に実れば、産卵数が増える。夏に産まれた次世代の虫も球果を吸って栄養状態が良ければ越冬する数が増え、翌年の春先に個体数が増える、というメカニズムだ。チャバネアオカメムシ=山口県病害虫防除所提供写真一覧 防除所は2025年10月、クサギカメムシの越冬量を調べるトラップを県内10カ所に設置。26年2月に調査結果をみると、1カ所平均88・9頭が捕獲され、平年(30・2頭)より約3倍多かった。この10年で最多だった24年の96・4匹と同水準で、他2種も同様の傾向が推測されるという。 さらに4月1~20日には県内3カ所で、光を放つ機器でおびき寄せ、捕獲した果樹カメムシの数は3種で計13匹で、平年(1・3匹)の10倍に上った。過去10年では23年の4匹が最も多く、今年は突出している。防除所は「越冬数が多いうえに、春先の気温が高めなので、活動の始まりも早まった」とみている。 果樹カメムシは球果がなければ、モモ、ビワ、ナシ、かんきつなど果物の汁を吸う。吸われた果物は実の形が悪くなったり、落ちたりして、売り物にならなくなる。このため、農作物被害を防ぐには、球果が成熟する前の初夏に特に注意が必要だ。トラップに入ったカメムシなどを観察する山口県病害虫防除所の河村俊和さん=山口県防府市牟礼で、2026年4月24日午前11時14分、山口響撮影写真一覧 防除所は対策として、飛来を確認したら速やかな薬剤散布、施設栽培では侵入防止のネットを設置することなどを求めている。専門研究員の河村俊和さんは「果樹園では早めにカメムシがいるかよく観察して、防除を徹底してほしい」と話す。 農林水産省によると、果樹カメムシの注意報は4月末時点で、山口以外でも佐賀、和歌山、高知の各県で発令されている。直近では24年に全国で果樹カメムシが大量発生し、7月に愛媛、広島、鳥取各県で警報が出された。 農水省植物防疫課の担当者は、カメムシが一般住宅で越冬したり、布団や洗濯物などに付着したりすることもあるとしたうえで「防除対策をすれば一定の被害は防げる。近年は全国的に注意報の発表が多い傾向にあり、防除のニーズは高まっている」としている。【山口響】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>