本当に裁量はあるの? 裁量労働拡大議論に過労死遺族が抱く疑問

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深掘り図解あり 宇多川はるか毎日新聞 2026/5/14 06:00(最終更新 5/14 06:00) 有料記事 1734文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷オンライン配信された労働団体の集会で、過労により裁量労働制で働いていた夫を亡くした経験を語る渡辺しのぶさん=スクリーンショットより 高市早苗首相は昨秋掲げた「労働時間規制の緩和検討」の具体策として、裁量労働制の対象拡大を指示するが、一足飛びにはいかない本質的な論点がある。制度が適用される労働者に「本当に裁量はあるのか」という課題だ。過労死遺族が訴える「裁量なき裁量労働」 4月16日に裁量労働制拡大に反対する弁護士らが都内で開いた集会には、裁量労働制で働いていた夫を過労死で亡くした渡辺しのぶさんも出席した。 「夫は毎日毎日残業しても、終わらないほどの仕事を割り振られていた。自分のスケジュールで働けるような状態ではなかった。でも亡くなったら『自己責任』と言われる。それが裁量労働制だと思っています」 電機メーカーに勤めていた40代の夫は2000年、月平均の残業が120時間に上る中、脳出血で倒れて帰らぬ人となった。 倒れた日は、出張先から自宅に直帰して珍しく娘たちが起きている時間だった。 「わーお父さんだ」。当時3歳だった次女が絵本の読み聞かせをせがんだ。夫は横になって読み聞かせている最中に意識を失った。 「過労死に違いない」と会社に訴えても「裁量労働だから帰宅時間は調整できた」と取り合われず、独自に調べて労災認定を受けた。 渡辺さんは裁量労働制の拡大への危機感を訴え続けている。 「裁量労働制のもとで亡くなる人は後を絶たない。なのになぜ、またこういう話をしなければならないのでしょうか」拡大に慎重論も、調査から浮かぶ制度の実態 実労働時間ではなくあらかじめ労使で定めた時間を労働時間とみなす裁量労働制は、実態として使用者側に業務遂行と時間配分の裁量があれば、過大な業務で長時間労働になる危険性をはらむ。労働団体が「定額働かせ放題」と表現するゆえんだ。 厚生労働省の21年の実態調査では、裁量労働制が適用されている人の「みなし労働時間」は1日平均7時間38分なのに対し、実際の労働時間は…この記事は有料記事です。残り951文字(全文1734文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>