毎日新聞 2026/7/2 11:00(最終更新 7/2 11:00) 有料記事 2878文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷多くの人たちが訪れた今年の一般参賀。問題だらけの皇室典範改正案で、本当に皇室は「安泰」になるか=皇居・宮殿東庭で2026年1月2日、武市公孝撮影 もはや批判の声しか聞こえてこない。自維連立政権の手による皇室典範改正案である。<皇族数を確保する>として「旧皇族の男系男子」限定で養子としての皇族入りを可能にする、などという奇手が持ち込まれた。これで問題は解決するのか? 素朴な疑問を突き詰めた。モヤモヤが山積 お断りしておくと、今回の改正目的とされる<皇族数の確保>と<>でくくるのは、その目的が疑わしいからだ。それは後述するとして、<確保>をうたう改正案によると――。 (1)女性皇族は結婚後も皇族のままでいる(2)旧皇族の独身・未婚の15歳以上の男系男子に限り、現皇族の養子にして皇族に加えられる――が柱だ。 もう少し詳しく見ていこう。 (1)は、女性皇族が結婚を機に皇族から外れるこれまでのルールを改め、「数」を確保するのが狙いだ。だが、当の女性皇族が「皇族残留」を望んでおられるかは定かではない。 焦点は(2)だ。 現在の皇室典範では、天皇や皇族は養子を迎えることができないが、「例外」という形にするという。その養子の対象は1947年に皇籍離脱した11の旧宮家の男系男子。11と言うが、絶家した家も多く、男子の有無や年齢を考えれば、現実的には久邇、賀陽、竹田、東久邇の4家に絞られる。 なるほど養子として皇族入りさせれば、確かに数は確保される。でもなぜ「男系男子」に限るのか、といった疑問とモヤモヤが山積する。例えば――。またぞろ持ち出した「養子案」 「改正案は『皇族数を確保する』ためではなく、『男系男子の皇位継承者を確保する』という右派イデオロギーを盛り込んだだけです。養子を『男系男子』に限ることから明らかです」と辛辣(しんらつ)なのは近代天皇制研究の第一人者、明治学院大名誉教授の原武史さんだ。 皇位継承論議でいう男系とは、父親をたどると過去の天皇に行き着く人だけが天皇になるべきだ、という考えである。女系容認は父親・母親にこだわらず、天皇の『血筋』を継いでいれば皇位を継げるという考えだ。右派系の論者や政治家らは男系に固執してきたのは読者もご存じの通りだ。 「改正案では養子皇族になった男性に皇位継承権はない、とされていますが、その子は皇位継承権を持つようです。子が男子なら、右派が求める男系男子の皇位継承が実現する、ということなのでしょう。でも……」 すでに養子案(旧皇族とその子孫の皇族復帰案)は2005年、小泉純一郎首相時代の有識者会議で、現在の天皇家とは約600年前までさかのぼらないと共通の祖先がいない「遠い血筋」であることなどから、「国民の理解と支持、安定性、伝統のいずれの視点から見ても問題があり、採用することは極めて困難」と全否定された過去がある。 原さんが続ける。 「当時天皇だった現上皇が養子…この記事は有料記事です。残り1736文字(全文2878文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>