知床・羅臼岳の登山口、7月5日に閉鎖解除へ 「絶対安全ではない」

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朝日新聞記事現場から2026年6月30日 7時00分原知恵子ヒグマ人身被害を受けて閉鎖されている羅臼岳登山口の閉鎖解除に向け、国や地元自治体など関係機関が巡視に入った=2026年6月29日午前5時すぎ、北海道斜里町の岩尾別登山口、原知恵子撮影 北海道の世界自然遺産・知床にある羅臼岳で、7月5日に登山口の閉鎖が解除される見通しとなった。29日、再開に向けた現地確認のため、環境省や地元自治体の関係者ら約30人が合同で巡視に入った。 羅臼岳では2025年8月、下山途中の男性登山者がヒグマに襲われて死亡した。事故の影響で、登山道や遊歩道は閉鎖が続いていた。 「知床ヒグマ対策連絡会議」の下山後の報告によると、1年近く人が入らなかった登山道は、ササが茂って見通しが悪かったり、倒木や枝の張り出しで危険性が高まったりしている箇所があった。この日は5班に分かれ、改善作業にあたったという。 事故の再発防止のため、連絡会議は新たな取り組みを始める。 柱の一つが「リスクに応じた登山道の緊急閉鎖」だ。 事故をめぐっては、男性がヒグマに襲われる2日前、周辺で登山者につきまとうと思われるような行動をとる個体が確認されていた(男性を襲った個体と同一かは不明)。 これを受け、危険な行動をとるヒグマ(問題個体)が確認されるなど、「人身事故のリスクが高い」と判断された場合、登山口を緊急的に閉鎖する。対象のヒグマを捕獲できれば解除し、できない場合は5日間以上の閉鎖を継続。その期間を過ぎたらリスク評価のレベルを下げ、「利用自粛」を要請する。 これまでは、登山道上でヒグマによる危険事案が発生した際に、登山口を閉鎖するかどうかの基準や手順があいまいだった。 これまでの情報提供体制への反省もある。 新たに登山口にチェックシートを設けたり、より平易で視認性の高い情報デザインにしたりして、登山者の行動変容につながるような発信を目指す。同時に、ヒグマの「人なれ」を助長して問題個体を増やさないため、自然公園法などに基づき、人間側からのヒグマへの接近や餌付け行為に対しても厳格な指導を行う方針だ。 連絡会議は「登山口が開いている=絶対安全ではない」と強調する。 入山者には「自分の安全は自分で守る」という原則のもと、ヒグマ生息地における行動規範(クマ鈴や声出しなどで音を鳴らす、単独行動や視界が悪い時の活動を控える、においの出るものは密閉式の袋に入れる、など)や登山計画書の提出の徹底のほか、「クマ撃退スプレー」の携行を強く推奨している。 スプレーは、知床自然センターなどの現地施設での貸出本数を増やした。入山前には必ず「知床のひぐま」(https://brownbear.shiretoko.or.jp/)などで最新の出没情報を確認し、リスクや自らの技量・装備を踏まえた上で、登山の判断をするよう呼びかけている。この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月30日 (火)愛子さま皇位継承「あり得ぬ」中国、対日禁輸を拡大ブタの腎臓をヒトに移植6月29日 (月)美輪明宏さん91歳で死去ひょうの被害が急増中ダニ予防、夏場までが肝心6月28日 (日)米軍、イランの拠点など攻撃列車とクマ衝突 過去最多夏の弁当、食中毒から守れ6月27日 (土)日本代表、次戦はブラジル養子の子 男子は皇位継承資格タクシー、軽自動車もOKトップニューストップページへ【W杯詳報】日本、1-2でブラジルに逆転負け 終盤の失点で16強逃す4:34JAL、国の補助金を不正受給 空飛ぶクルマの研究、2億円を返還へ5:00独自フジモリ元大統領の娘ケイコ氏が当選確実、ペルー大統領選 地元報道5:42米最高裁、トランプ氏のFRB理事解任認めず 権限拡大認める判断も6:00「男系男子」固守の姿勢あらわ 愛子さまの皇位継承「あり得ぬ」発言21:13午前2時に声からして応援、明け方の渋谷スクランブル交差点はため息6:41