壮大な「引き算」に挑む キャリア重ね、吉田兄弟の確信

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インタビュー毎日新聞 2026/7/12 06:00(最終更新 7/12 06:00) 有料記事 2990文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷津軽三味線奏者「吉田兄弟」の吉田良一郎さん(左)と吉田健一さん=大阪市北区で2026年4月27日、長澤凜太郎撮影 「足し算」で積み上げてきた時間を経て、2人だけの「生音」へ戻ってきた。 革新的なサウンドとスタイルで津軽三味線をメジャーにしたデュオ奏者、吉田兄弟。 ロックやポップス、アニメ、邦楽……。多彩なジャンルを取り入れ、積極的にコラボレーションを展開してきたデュオの次なるステージは、三味線2丁だけで臨む大ホールだ。 マイクも、スピーカーも使わない。壮大な「引き算」は、今の2人にとって「最大級の挑戦」だという。2700人のホールに三味線2丁で 9月に開く公演のタイトルは「吉田兄弟-極生(ごくなま)-THE MOMENT」。会場は2700席の大阪・フェスティバルホールだ。 正真正銘、2人の「生音」だけでの勝負。「観客の皆さんも一緒になって、そのときにしか聞けない音を体験していただきたい」と意気込む。 吉田兄弟は北海道出身の兄・良一郎さん(48)と弟・健一さん(46)の2人組ユニット。 ともに5歳から三味線を始め、1990年からは津軽三味線奏者、初代佐々木孝に師事。全国大会で頭角を現し、99年にアルバム「いぶき」でメジャーデビューした。 津軽三味線には珍しいデュオ形式を取り入れ、「いぶき」は邦楽界では異例の10万枚超を売り上げる大ヒットとなった。 欧米やアジアでも公演を重ね、他ジャンルのアーティストとも積極的にコラボレーションするなど、業界内での存在感は群を抜く。 「極生」シリーズは25周年を機に始めた全国ツアー。音響システムを使わず、「こちらから隅々まで回り、音を届けよう」(健一さん)という企画だ。 かつて家々の軒先で演奏して金品を受け取る「門付け芸」だった津軽三味線の、いわば「原点」に返ったコンサートといえる。 フェスティバルホールは、2024年の東京・サントリーホール(2006席)を上回る最大規模のスペシャル公演。 健一さんは「響きが素晴らしいホール。クラシックホールで三味線2丁でやろうという人は他にいないので、三味線の可能性の大きさを感じてもらえると思う」と語る。 良一郎さんも「体に振動が伝わってくる音を表現するために素晴らしい場所。マイクを通した音とはまた違う、三味線ならではの音を聞いてほしい」と話す。 大きなホールだからといって、大きな音を立てることはないのだという。「そういうことをしなくても音は響く。ただ、そのときの気温や湿度、お客さんの洋服の厚みなど、その日のすべてが音に影響する。どう響くかはそのときにしか分からない」と健一さん。 人気の「じょんがら節」も演奏するが、良一郎さんは「100人いれば100通りのじょんがら節がある。僕らも2人とも違う。その時のじょんがら節はそこでしか聞けないので、一期一会の体験になると思う」と話す。原点は13歳の「かっこいい」 良一郎さんにとって津軽三味線は、13歳で出会った時から「かっこいい」楽器だったという。 幼い頃から習っていた三味線は「年寄りがやる楽器」というイメージだった。しかし津軽三味線の音には、「力強くて、それでいてこまやか」と衝撃を受けた。 「三味線がダサいからかっこいいに変わった。そのかっこいい部分、すごいところを見せたい。それは今でも変わっていない」と言う。 デビュー当時は2人だけでの演奏だったが、…この記事は有料記事です。残り1641文字(全文2990文字)あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>