朝日新聞記事2026年7月12日 11時30分八木拓郎警視庁最大の採用イベントには全国から745人が参加。警備部のブースでは、学生らが毛布と棒で「即席担架」の作成法を習い、実際に人を運んだ=2026年7月12日午前11時23分、東京都文京区、八木拓郎撮影 首都警察について広く知ってもらい、採用試験の受験者を増やそうと、警視庁は11日、年間で最大のイベント「警視庁キャリアフェス」を東京都文京区で開いた。北は北海道から南は熊本県まで29都道府県と海外から745人の学生や転職希望者らが参加。刑事、警備、公安、生活安全、交通など各部のブースで、一線の職員らから話を聞いた。 イベントでは、職員が仕事着でファッションショー風に登場。ドラマでおなじみの青色の作業着を着た鑑識課員や白衣の科学捜査研究所員、有毒ガスを通さない「化学防護服」をまとう公安部員、犯罪・交通事故防止イベントで活躍するカラーガード隊員らの姿に拍手が響いた。 その後、ブースごとにイベントが開かれた。指紋採取(刑事部)▽ウェブ上でのローンオフェンダー(単独の攻撃者)検索(公安部)▽毛布と棒で「即席担架」作製(警備部)▽希少動物の密輸の手口や摘発する意義の学習(生活安全部)▽「理不尽に厳しい」と誤解される警察学校の実態把握▽合気道や柔剣道の見学(教養課)▽通訳者のやりがいの聴取(同)などがあった。中途採用を含む職員に相談する場も設けられた。 高校2年の石井悠真(ゆうま)さん(16)は「警察官は責任感や協調性が大事だと改めて実感した。将来の夢なので、気を付けて生活をしていきます」、大学3年加治翔太さん(20)は「首都を守りたいと思い参加した。地域に密着した警察官になりたいと強く思った」と話した。 採用を担う五島信仁・人事2課長は「警視庁には多種多様な職種があり、誰もが輝ける。志の高い人を心待ちにしています」と述べた。 この日は当初、午前、午後にわけて計700人を受け入れる予定だった。ただ、希望者が多く、会場の収容人数ぎりぎりの745人まで対応した。■初任給を増額、奨学金の肩代わりも 警視庁は2026年の採用から、大卒警察官の初任給を30万2100円(2025年1月現在)から32万1900円に増額。モデル年収(満額支給の実務2年目)を615万2千円から657万4400円にした。扶養手当、住居手当、通勤手当などは別支給だ。高卒も26万4700円から27万9400円に、行政職員も大卒で27万600円を29万400円にした。 26年4月以降の採用者については、奨学金の肩代わり制度も導入。申請時点の返済総額の2分の1を本人に代わって返す。上限は大卒など150万円、院卒225万円。採用2年目から10年かけ、毎年、定額を返す。こうした制度は異例で、この日のイベントの人気ぶりに影響した可能性が高いという。 同庁幹部は「警視庁は職員が多く、資器材も充実している。有事に他県に応援に行くような特別な警察。ワーク・ライフ・バランスや待遇もよい。引き続き、PRしていきたい」と話している。警視庁最大の採用イベントには全国から745人が参加。高校生や大学生らが、警察学校の職員から入校時の規則などについて説明を受けた=2026年7月12日午後0時34分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁最大の採用イベントには全国から745人が参加。高校生や大学生らが、警察学校の職員から入校時の規則などについて説明を受けた=2026年7月12日午前10時21分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁最大の採用イベントには全国から745人が参加。刑事部について学ぶブースでは、高校生や大学生らが指紋採取体験をした=2026年7月12日午前10時35分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁最大の採用イベントには全国から745人が参加。生活安全部のブースでは、学生らが捜査員(右端)から希少動物の密輸方法や摘発の意義を学んだ=2026年7月12日午前10時59分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁最大の採用イベントには全国から745人が参加。生活安全部のブースでは、学生らが捜査員(左から2人目)から取引が規制される動物や密輸を防ぐ仕組みを学んだ=2026年7月12日午前11時9分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁最大の採用イベントには全国から745人が参加。警備部のブースでは、学生らが皇族を守る警衛課員(中央)から、仕事の魅力や厳しさ、覚悟について学んだ=2026年7月12日午前11時37分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁最大の採用イベントには全国から745人が参加。学生らが制服や「化学防護服」、機動隊の装備などの着用体験をした=2026年7月12日午後0時22分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁最大の採用イベントには全国から745人が参加。学生らが制服や「化学防護服」、鑑識課員の作業服などの着用体験をし、特殊警棒や手錠に触れた=2026年7月12日午前10時49分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁最大の採用イベントには全国から745人が参加。学生らは警察官の制服や鑑識課の作業服、白バイ隊員の装備などの着用体験をした=2026年7月12日午後0時24分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁警備部の災害対策課員(左)、ヘリのパイロット(中央)、被災地などで活躍する警備犬のハンドラー。警視庁最大の採用イベントでファッションショー風に登場した=2026年7月12日午前10時5分、東京都文京区、八木拓郎撮影有毒ガスがまかれた場所で活動できる「化学防護服」を着た警視庁公安部員。警視庁最大の採用イベントでファッションショー風に登場した=2026年7月12日午前10時8分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁の刑事部員。鑑識課や科学捜査研究所から同庁最大の採用イベントに参加し、ファッションショー風に登場した=2026年7月12日午前10時9分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁の音楽隊員(左)とカラーガード隊員。同庁最大の採用イベントに、ファッションショー風に登場した=2026年7月12日午前10時12分、東京都文京区、八木拓郎撮影警視庁最大の採用イベントの終了後、同庁のマスコット・ ピーポくんと記念写真を撮る参加者。順番待ちで長い列ができた=2026年7月12日午後1時2分、東京都文京区、八木拓郎撮影この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録関連トピック・ジャンル関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月12日 (日)上地、4大大会とパラ制覇大谷、オールスター戦を辞退小笠原諸島の外来種調査へ7月11日 (土)皇室典範改正案 衆院を通過改正個人情報保護法が成立成田新滑走路 強制収用に同意7月10日 (金)長期金利、一時2.9%に上昇ガザ停戦後の死者1000人超ジャンプ発売前に付録転売7月9日 (木)大谷翔平 メジャー通算300号情報教育の授業、大幅拡充へノルディック複合、五輪除外トップニューストップページへ歩行者は青、でも… 三笘選手の事故で見えた分離式信号に潜むリスク7:00中国軍幹部、「台湾有事」で日本の関与想定 2014年の会議文書で6:00独自4巡目までに佐々木麟太郎は指名されず MLBドラフト会議1日目8:10【まとめてわかる】「副首都構想」と「特別市構想」、内容と課題は?9:00「○○先生」改め「○○さん」 無意識の上下関係突破、学長は考えた9:00沈めない、バタ足が…水泳苦手な先生に研修 指導力、問われる事情は6:00