2027年にEUで新しいバッテリー規制が始まることから、「iPhoneも背面パネルを外してバッテリー交換ができるようになるらしい」という噂がTikTokやRedditなど各種SNSで広がっています。しかし実際は、iPhoneはこの規制の対象外で、背面カバーが外れるような昔の携帯スタイルに戻ることはないというのが真実のようです。AppleInsiderはこの理由を詳細に説明しています。EUの規制の内容は?EUの新規制Commission Regulation(EU)2023/1670は、スマートフォンやタブレットに対して「一般ユーザーが簡単にバッテリー交換できる構造」を求めています。特殊工具なしで交換できること、平均的な成人が自力で交換できることなど、かなり具体的な条件が並んでいます。この説明だけを見ると、iPhoneも規制対象に見えます。しかし、この規制には、特定の性能を満たすデバイスを対象外にする免除条項が存在します。500回充電後に83%以上の容量を維持1000回充電後に80%以上の容量を維持IP67以上の防水・防塵性能を持つAppleの最新iPhoneはすべてこれらの条件を満たしているため、規制の対象外になります。つまり iPhoneは構造を変える必要がなく、2027年以降も現行の密閉型デザインのままでOKというわけです。「Switch 2のEU版はバッテリー交換式」というニュースが誤解を広げたこの話題が再燃した理由の一つとして、Nintendo Switch 2のEU向けモデルが、ユーザーが交換できるバッテリーを採用するというニュースがあります。Switch 2はスマホではなく、別の規制(EU Batteries Regulation 2023/1542)が適用されます。こちらにはiPhoneのような免除条項がないため、任天堂はEU向けに専用モデルを作る必要があったというだけの話です。まとめEUの新バッテリー規制は「ユーザーが簡単に交換できる構造」を求めるものです。しかし、一定の性能を満たすデバイスは免除され、iPhoneはその免除条件をすべて満たしているため、構造の変更は不要です。Switch 2 EU版のニュースで誤解が広がりましたが、iPhoneは2027年以降も密閉型でデザインが継続することになります。