毎日新聞 2026/7/9 10:15(最終更新 7/9 10:15) 990文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷小説の完成発表披露会で執筆の舞台裏を話す松永K三蔵さん=兵庫県伊丹市宮ノ前3で2026年7月8日午前11時25分、土居和弘撮影 兵庫県伊丹市を舞台にして芥川賞作家、松永K三蔵さん(46)が執筆した中編小説「カモG」が完成した。市が執筆を依頼し、登場する地名や施設、店など細部まで現実のまちにこだわった。「伊丹市でしか読めない」ともうたい、1話ごと冊子にした全5話を7月から毎月1冊ずつ市立図書館5館(分館など含む)と市内書店9店とで交代しながら無料で配布する。第1話の配布は9日。 物語は、新年度に市の危機管理室に異動した職員が主人公。「公園の池にある野鳥の島に13日間野営せよ」と謎の業務命令を受けるところから始まる。野鳥の島は実際に市役所北西の昆陽池公園にあり、伊丹を知る人にはなじみあるスポットが次々と登場する。Advertisement小説の完成発表披露会で集まった人に一足早く「カモG」第1話を手渡す松永K三蔵さん(左)=兵庫県伊丹市で2026年7月8日午前11時48分、土居和弘撮影 松永さんは「バリ山行」で第171回(2024年)芥川賞を受賞した。現在は兵庫県西宮市在住。25年9月、伊丹市立図書館で講演したのをきっかけに、図書館が「市民に本好きを増やし、市内書店の支援にもなれば」と伊丹が舞台の小説を依頼。松永さんが快諾した。 活字文化の衰退が指摘される中、松永さんは「とっつきやすく、オモロイ純文学を目指してきた。普段、本に触れる機会のない人にも伝わる」と思ったという。市によると、自治体がプロ作家にそのまちの小説の執筆を依頼する取り組みは異例だ。 8日に「市立図書館本館 ことば蔵」(同市宮ノ前3)で完成発表披露会があり、集まった約220人を前に松永さんが講演。昆陽池公園には取材で何度も足を運んだといい、「池と島を見て(小説の場所として)ここやと思った。当初は原稿用紙80枚の予定が(書きたい要素が膨らんで)180枚になった」と明かした。また、「内容は伊丹にちなんだが、伊丹にとどまらない問題につながっている。働くことの難しさや自分の将来への思いなどを考えるきっかけにしてもらえたら」と市民にとどまらず、広い読者層を意識したと語った。「カモG」第1話の冊子=兵庫県伊丹市で2026年7月8日午後0時42分、土居和弘撮影 講演後、配布場所の一つでもある未来屋書店伊丹昆陽店店長の高田純さん(42)は「私も読むのが楽しみです。普段、本を読まない人も手に取ってほしい」と話した。 ◇ 冊子は文庫本サイズで第1話は25ページ。各話1000冊を製作(好評なら増刷予定)。5カ月連続で毎月第2木曜に全5話を順に配布する。1、3、5話は市立図書館で、2、4話は市内書店で。問い合わせは「市立図書館本館 ことば蔵」(072・784・8170)。【土居和弘】あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>