現場から2026年7月9日 13時00分有料記事編集委員・島康彦ウランバートル市第149番学校に到着し、出迎えの児童に手を振る天皇、皇后両陛下=2025年7月9日、ウランバートル7月8日 天皇、皇后両陛下がモンゴルで日本人抑留犠牲者慰霊碑を訪問 2025年のこの日、天皇、皇后両陛下がモンゴルの首都ウランバートルで日本人抑留犠牲者の慰霊碑を訪れた。両陛下は約1分間にわたって黙禱(もくとう)をささげ、遠く離れた地で命を落とした人たちを悼んだ。ここで、皇后さまの慰霊にかける強い思いがうかがえる、印象深い光景が見られた。 両陛下は7月6~13日の日程でモンゴルを公式訪問した。歴代天皇の訪問は初めてで、内陸アジアへの初訪問でもあった。私は天皇陛下が皇太子だった2007年のモンゴル訪問に続き、今回も全日程を同行取材したが、やはり、日本人抑留犠牲者の慰霊碑への訪問に注目した。 第2次世界大戦中、旧ソ連による「シベリア抑留」では約60万人の日本人が連行され、民間人を含めて少なくとも5万5千人が亡くなった。モンゴルでは1600人とも、2千人ともいわれる人が命を落としたが、モンゴル抑留の実態は日本、モンゴルの両国で広く知られていなかった。戦後に抑留されて亡くなった日本人の慰霊碑に花を供え、黙禱(もくとう)する天皇、皇后両陛下=2025年7月8日、ウランバートル 訪問前の2025年6月、モンゴルで強制労働に従事させられた生存者の一人、山田秀三さんに富山県南砺市の自宅で話を聞いた。銃を持ったモンゴル兵に監視されながら、理由も知らされずに凍った土を何カ月も掘り続けたこと。夜に零下30度にもなる寒さのなかでれんが造りに従事したこと。当時107歳の高齢ながら、山田さんは現地での出来事を詳細に話してくれた。 両陛下のモンゴルでの慰霊をどう受け止めるか。私の問いかけに、山田さんは「生きて帰れなかった仲間のことを知って欲しい」と口にした。その言葉をかみしめながら、私は両陛下の慰霊碑訪問の当日、現場で取材にあたった。こうべを垂れ、じっと動かない 慰霊碑はウランバートルの北…この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録この記事を書いた人島康彦社会部|編集委員専門・関心分野皇室、こどもの問題、格闘技(プロレス)、演芸(落語、浪曲)関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月9日 (木)大谷翔平 メジャー通算300号情報教育の授業、大幅拡充へノルディック複合、五輪除外7月8日 (水)静岡県知事がリニア着工容認海外で臓器移植あっせんか「ポケモン空港」が開港7月7日 (火)米選手の出場停止、1年猶予にはやぶさ2、小惑星観測に成功サイバー攻撃か、高校生逮捕7月6日 (月)トランプ氏、祝賀で政治色使い捨てプラを削減 店も模索「写ルンです」誕生40年トップニューストップページへイランと言うつもりが「日本イスラム共和国」 トランプ氏言い間違え11:37特捜検事が捜査対象者と不適切な交際か 懲戒免職も視野に処分検討12:21カルビー、一部商品のカラー印刷を再開 ポテトチップスなど表面のみ12:45マムダニNY市長が挑む「生活インフラの再分配」 バスも食も住宅も11:00皇室典範改正案に感じた「男女差別」 夫婦別姓反対論との「矛盾」も10:00「寛容の国」ドイツ、移民・難民政策を転換 極右政党の躍進も背景に9:00