大崎事件再審求め新証拠 「タオルで絞殺困難」実験、供述信用性鑑定

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2026年7月9日 21時20分有料記事井潟克弘新証拠などについて話す鴨志田祐美弁護士(中央)=2026年7月9日午後2時11分、鹿児島市、井潟克弘撮影 鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」で、殺人罪などで服役した原口アヤ子さん(99)の裁判のやり直しを求めている第5次再審請求の弁護団が9日、共犯者とされた親族3人の供述の信用性を分析した鑑定書などの新証拠を、鹿児島地裁に提出したことを明らかにした。 弁護団によると、証拠類は6月末までに提出した。主な新証拠は法医学者らによる意見書など11件で、付随するものを含めると計26件になるという。「現在の医学水準では(有罪を)維持できないことを明らかにする」とし、「絞殺ではなく、溝への転落などによる事故死だった」との主張などを補強する。誕生日を祝ってもらい喜ぶ原口アヤ子さん。ビデオ通話で袴田秀子さんも参加した=2026年6月15日午後2時18分、鹿児島県内、大村久撮影 医師監修の下、タオルを使って絞殺を試みる実験の結果も加えた。幅が広いタオルで首を絞めても気道閉塞(へいそく)には至らず、「実行自体が困難」と結論づけた。また、遺体が見つかった堆肥(たいひ)の中に人を埋める作業も実験。従来言われてきた時間よりもかなり短い3分程度で完了でき、弁護団は実験結果を提出することで「供述内容の誤りの指摘につなげたい」とした。自白した親族3人の供述検証「65件の不整合」 弁護団は原口さんの有罪の根拠とされた親族3人の供述の信用性も重視する。「3人の供述が相互に支え合っている」という点を検証し、計65件の不整合があると主張。3人は知的障害や交通事故の後遺障害があった「供述弱者」で、「虚偽自白や捜査関係者による誘導があった」とする専門家の意見書も加えた。 弁護団共同代表の鴨志田祐美弁護士は、新証拠について「質も量も最大級。量だけでなく、意見書を書いて下さった専門家の説得力も最大級であると言える。いろいろな専門家の角度が違う分析を積み重ねて説得力のある立証になっている」と強調した。 6月15日に99歳の誕生日…この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録この記事を書いた人井潟克弘鹿児島総局|県政など専門・関心分野水産、漁業関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月9日 (木)大谷翔平 メジャー通算300号情報教育の授業、大幅拡充へノルディック複合、五輪除外7月8日 (水)静岡県知事がリニア着工容認海外で臓器移植あっせんか「ポケモン空港」が開港7月7日 (火)米選手の出場停止、1年猶予にはやぶさ2、小惑星観測に成功サイバー攻撃か、高校生逮捕7月6日 (月)トランプ氏、祝賀で政治色使い捨てプラを削減 店も模索「写ルンです」誕生40年トップニューストップページへ全東信、「借り入れ継続のため」約630億円粉飾 破産申立書で説明18:12「愛国心の醸成につながる」国旗損壊罪の法案提出者が発言 撤回せず18:40れいわの山本太郎代表が辞任表明、政界引退も 新代表が党名変更へ21:00滋賀・湖南の野洲川で高校生2人流され、心肺停止 5人で川遊び中17:54社会保障負担率が下がっても、個人の保険料は減らない?引き下げの壁18:30【社説】皇室典範改正をめぐる暴走 このままの成立は許されない20:00