朝日新聞連載決闘から始まった授業~「祖国」の教員免許とハングル講座記事現場から2026年9月15日 9時00分有料記事宮崎亮 1970年末の決闘騒ぎのあと、広島電機大学付属高校(電高)の教員有志は、近くの広島朝鮮中高級学校(当時)との関係を改善しようとした。 朝鮮学校の教員を講師に招いて「朝鮮語」の授業を始めることにし、朝鮮学校側も歓迎した。 韓国系の民族団体・在日本大韓民国民団(民団)などが警戒したが、電高の教員、豊永恵三郎(90)が幹部と話して一定の理解を得た。【連載初回はこちら】朝鮮学校生と日本人高校生らの「集団決闘」騒ぎを機に始まった、朝鮮語の授業。連載3回目では、朝鮮語授業の講師を務めた在日コリアンたちの思いを伝えます。 朝鮮学校の校長は、電高に派遣する講師に当時30代だった姜周泰(カンジュテ)(87)を推薦した。広島電機大学付属高校(現・広島国際学院高校)で朝鮮語の授業を始めた頃の姜周泰さん=1973年、広島県海田町、鶴素直さん撮影の8ミリフィルム映像から 候補は事実上、ほかにいなかった。 朝鮮学校教員が日本の高校で教えるには「日本の高校と、日本にある2年制以上の専門学校の卒業資格」が必要だった。 しかし、日本の高校を出ているのは姜ただひとり。ほかの教員はみな、日本政府が正式な「学校」と認めない朝鮮学校の卒業生だった。 広島県教育委員会は、姜が東京の朝鮮大学校で朝鮮語を修めたことも考慮し、72年、朝鮮語の高校助教諭免許を与えた。 ◇姜周泰さんから朝鮮語の授業を受ける広島電機大学付属高校(現・広島国際学院高校)の生徒たち=1973年、広島県海田町、鶴素直さん撮影の8ミリフィルム映像から そして73年春、電高で週に1度の朝鮮語の授業が始まった。 教室には40人の生徒がいた。 「語学よりもまず先に、朝鮮人のことを少しでも理解してもらおう」 授業の前に、自身の人生を語…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人宮崎亮大阪社会部記者|平和・人権専門・関心分野子ども・若者・教育・人権・平和・核兵器関連トピック・ジャンル連載決闘から始まった授業~「祖国」の教員免許とハングル講座(全7回)この連載の一覧を見る関連ニュースこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月15日 (火)中部電力の社長と会長 辞任へAI開発「遅らせるべきだ」富士山のヘリ救助 有料化へ9月14日 (月)新顔・古謝玄太氏 沖縄知事に待機児童が9年ぶりに増加首都圏新築マンション1.6億円9月13日 (日)フーシが紅海の沿岸部を制圧インフル流行、異例の早さ新築マンションに配達駐車場9月12日 (土)日銀、追加利上げの公算大陸自、無断で個人情報を収集世界の海面、異例の高温状態トップニューストップページへ「カスハラ」市民に損害賠償求め提訴へ 電話・面談対応600回超5:00「努力が足りない」社長の叱責が一因に 中部電不正、担当部は正当化22:00ウガンダ、3歳で伝統王国率いた「少年王」死去 後継はキャスターか9:00M&A仲介の成功報酬に仰天、想定の3倍に レーマン方式の落とし穴6:00俳優の中村ゆりさんが直腸がんで死去、44歳 NHKドラマ降板後23:30コンビニでパンとコーヒー、朝食セットでお得に 来店の習慣化ねらう7:30