2026年9月16日 18時40分松島研人自殺した井上遥樹さんのスマートフォンを持つ母、里恵さん。スマホの中に、暴行される様子が映った動画などが残っていたという=2026年9月16日午後2時15分、名古屋市中区、松島研人撮影 2020年に名古屋市千種区のポーカー店「じゃんけんポーカー」で店長として勤務していた井上遥樹さん(当時25)が自殺したことをめぐり、遺族が労災保険法に基づく遺族補償などの不支給処分を取り消すよう国に求めた訴訟の判決が16日、名古屋地裁(松田敦子裁判長)であった。判決は、業務によって発病した適応障害の影響で自殺に至ったと認定し、不支給処分を取り消した。 判決によると、井上さんは遅くとも2019年10月以降にポーカー店の店長として勤務し、20年11月に千種区内の建築現場で自殺した。その前月にあたる10月の残業時間は約73時間に及び、9月末から16日連続で勤務したこともあった。自殺の約1カ月前には、上司の男性から暴行を受けていた。 遺族は21年4月に名古屋東労働基準監督署に労災請求したが、認められず不支給となり、24年3月に提訴していた。 判決は「長時間労働や暴行による強い心理的負荷によって適応障害を発病し、自殺に至った」と結論付けた。 判決後、井上さんの母、里恵さん(61)は会見で「大切な息子が亡くなって約6年。労災と認められず、苦しい時間だった」と振り返った。 名古屋東労基署は「関係機関と協議し、対応を判断したい」とコメントした。 名古屋地裁は3月、遺族が店の運営会社などに損害賠償を求めた訴訟で、会社側に約1億160万円の支払いを命じていた。会社側が控訴し、名古屋高裁で審理が行われている。【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人松島研人名古屋報道センター専門・関心分野地方行政、平和、防災関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月16日 (水)石井準一参院幹事長が交代へ基準地価1.5%上昇消費減税の大綱を閣議決定9月15日 (火)中部電力の社長と会長 辞任へAI開発「遅らせるべきだ」富士山のヘリ救助 有料化へ9月14日 (月)新顔・古謝玄太氏 沖縄知事に待機児童が9年ぶりに増加首都圏新築マンション1.6億円9月13日 (日)フーシが紅海の沿岸部を制圧インフル流行、異例の早さ新築マンションに配達駐車場トップニューストップページへ麻生氏に配慮も「高市流」貫く自民人事 くすぶる不満、政権リスクに12:48外務省、犯人役にイスラム教徒想起の衣装 「差別」批判受け投稿削除13:25アルツハイマー薬、自分で自宅で投与可能に 注射タイプを国内承認18:15EU、15歳未満のSNS利用を制限 一部AIも規制へ 子ども法案18:15「頭ではなく心を狙われた」 72歳法学元教授が925万円失うまで12:00一着に28人の職人の手 青森の「コートの町」でつなぐ100年16:00