深掘り2026年9月15日 7時00分有料記事黒田早織東京地裁と東京高裁が入る庁舎=東京都千代田区 ネット上の投稿でジャーナリストの鈴木エイト氏を侮辱したとして、侮辱罪に問われた旧統一教会の元顧問弁護士の中山達樹被告(51)に対し、東京地裁が16日、判決を言い渡す。公判で被告側は「侮辱ではない」と無罪を主張してきた。ネット上にあふれる悪口雑言が、「犯罪」にあたるか否かの境目とは。 問題となったのは、被告が2023年に自身のブログ上に投稿した「匿名のジャーナリストは存在してはいけない」と題した記事だった。 「鈴木エイトは10年以上、オタク相手に独りマスターベーションするようにシコシコ書いて溜飲(りゅういん)を下げていた」 「いじり人格。おちょくり坊主」 こうした内容が侮辱罪にあたるとして鈴木氏が告訴し、被告は在宅起訴された。 被告は22年に旧統一教会の顧問弁護士になった。一方の鈴木氏は長く教団に関する取材を続け、時に激しい言葉を使って教団側を批判してきた経緯があり、2人は鋭く対立する関係にあったと言える。検察「人格の非難」、被告側は無罪主張 検察側は裁判で、このブログは「マスターベーション」「いじり人格」などの言葉を使い、「鈴木氏が人を揶揄(やゆ)して快感を得る人物だと表現した」と指摘。人格の非難に当たり、社会的評価を下げることは明らかだと主張した。 また、ジャーナリストである鈴木氏の発言や姿勢を「公正に論評したともいえない」として、罰金10万円を求刑した。 一方の被告は「侮辱しようと思ったわけではない」と無罪を主張した。 ブログについて弁護側は、2人の対立関係は多くの読者にすでに知られているため「今回の記事が鈴木氏の社会的評価を下げることはありえない」と主張。約2500字の記事全体の文脈を無視し、一部の表現を切り取って犯罪とするのはおかしいと訴えた。 また、社会的評価を下げる表現だったとしても、あくまで著名なジャーナリストである鈴木氏への正当な論評だったと強調した。「人格否定ではなく、取材や表現行為への批判だった。違法ではない」と述べた。「言論」で対処すべきものが刑事裁判に? 侮辱罪の法定刑はもともと「…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人黒田早織東京社会部|裁判担当専門・関心分野司法、在日外国人、ジェンダー、精神医療・ケア関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月15日 (火)中部電力の社長と会長 辞任へAI開発「遅らせるべきだ」富士山のヘリ救助 有料化へ9月14日 (月)新顔・古謝玄太氏 沖縄知事に待機児童が9年ぶりに増加首都圏新築マンション1.6億円9月13日 (日)フーシが紅海の沿岸部を制圧インフル流行、異例の早さ新築マンションに配達駐車場9月12日 (土)日銀、追加利上げの公算大陸自、無断で個人情報を収集世界の海面、異例の高温状態トップニューストップページへ「努力が足りない」社長の叱責が一因に 中部電不正、担当部は正当化22:00千人の在日コリアンの大声援 アジア大会サッカー女子で北朝鮮が大勝20:23自民国対委員長に中堅の村井氏…「高市氏ますます国会に出なくなる」20:15「カスハラ」市民に損害賠償求め提訴へ 電話・面談対応600回超5:00俳優の中村ゆりさんが直腸がんで死去、44歳 NHKドラマ降板後23:30プロポーズは「始まりの地」で りくりゅう婚約写真が語るメモリアル6:50