裁判Plus 司法のリアルストーリー 菅健吾毎日新聞 2026/9/17 11:00(最終更新 9/17 11:00) 有料記事 2030文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷業務上横領罪に問われた元弁護士の井原智生被告に1650万円を預けた元社長=東京都新宿区で2026年9月3日午後3時51分、菅健吾撮影 その男は「イハラ」と名乗っていた。 年齢は40代くらい。住み込みの土木作業員としてよく働く――。職場ではそう見られていた。 だが、2025年の秋に警察がやってきた。それから彼を現場で見かけることはなくなった。 イハラは指名手配された弁護士だったことが後に明らかになる。「身の上は詮索しない」 「下の名前はちょっと覚えてない」 東京都江戸川区の建設会社事務所で、50代の男性社員が9月、取材に答えた。記者はイハラがどういう人物だったのかを追っていた。 イハラが採用されたのは25年1月。社員寮に入り東京近郊の土木建築現場に派遣された。 平日朝8時から午後5時まで働き日当は1万円。現場は日々変わる。 寮には同じ「日雇い」で働く約90人が生活していたという。 「あいさつもできてコミュニケーションもとれる。トラブルを起こしたこともない」 仲間内でのイハラの評判は悪くなかったと社員は語る。 記者がイハラは弁護士だと伝えても、把握していなかった。 いろいろな事情の人がいるから身の上は詮索しない――。それが暗黙のルールだという。 「ここは来る者拒まず、去る者追わず。イハラについては残念だね。いい人だったから」 今は逮捕され、裁判にかけられていると伝えても驚く様子はなかった。「預かり金」求められ 「絶対に許せない」 40代の元社長は取材にイハラが土木作業員になる数年前の出来事を語った。 元社長は当時、都内で会社を経営。株式譲渡の関係で弁護士を探していた。 旧知の弁護士が頭に浮かぶ。それがイハラだった。 イハラは預かり金の振り込みを求めてきた。それを元手に相手方と交渉し、残金は返すという。 指定された1650万円を振り込むと、預かり証がきっちり作成された。 だが、交渉は半年たっても進まなかった。 24年7月、イハラから電話がかかってきた。交渉の進展には預けた1650万円全額が必要だと言う。 事務所に来てサインするよう求められた。 事務所の住所を検索するため、スマートフォンに「井原智生」と弁護士のフルネームを打ち込んだ。 表示された情報に目を疑った。 イハラの裁判の「傍聴記」が記事後半に続きます「別人であってくれ」 …この記事は有料記事です。残り1118文字(全文2030文字) 裁判の話題を深掘りしたメールマガジン「裁判Plus 司法のリアル」を毎月第1・第3金曜日に配信しています。登録ページはこちらになります。【前の記事】同性婚「もう待てない」 79歳パートナーと選んだ司法での闘い関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>