鉄の門が開き、名を名乗らぬ夫婦が歓迎…ついに祖国の教員免許を手に

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現場から2026年9月17日 9時00分有料記事宮崎亮 広島朝鮮中高級学校の教員だった廉和善(リョムファソン)(77)は1986年夏、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌に渡り、祖国の教員免許をもらえないかと直談判した。 広島電機大学付属高校(電高)で朝鮮語を教えるにはそれが必要だった。 結局、免許はもらえなかったものの、平壌の金亨稷(キムヒョンジク)師範大学への編入を認められた。廉和善さん=2026年6月10日、広島市中区、林敏行撮影【連載初回はこちら】日本の教員免許に加え、北朝鮮の教員免許も持つ在日朝鮮人の廉和善さんを主人公とする連載。5回目では、分岐点となった朝鮮労働党幹部とのやりとりをお伝えします。 広島朝鮮中高で働きつつ、夏休みや冬休みに平壌へ通う生活が始まった。 渡航費は広島朝鮮中高が負担した。在日朝鮮人だった廉は北朝鮮で「在外公民」として扱われ、授業料や滞在費はかからなかった。2年ほど続いた平壌通い 大学生として初めて平壌を訪れたのは翌87年春。授業はホテルの一室で行われ、大学教員による個別指導だった。 在日3世の廉が話す朝鮮語と祖国の朝鮮語は、言い回しや文法に細かな違いがあった。教科書を読み上げる廉に、教員は「それは日本式朝鮮語です。本国では通じませんよ」などと声をかけ、丁寧に指導した。 授業後に、廉が担当教員をホテル1階の飲食店に誘い、ビールを飲んで語らうこともあった。教員は日本での暮らしや朝鮮学校の様子を熱心に尋ね、平壌の発展状況を語った。 廉が説明する朝鮮学校の実態や在日同胞への差別や権利をめぐる闘いについては、よく理解しているようだった。廉和善さんが編入した北朝鮮・平壌の金亨稷(キムヒョンジク)師範大学=廉さん提供    ◇ 平壌通いは2年ほど続き、5回ほど訪問した。 だが、あと何度通えばよいのか、いつ免許をもらえるのか、何も聞かされないまま時が過ぎた。 廉は次第に不安になった…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人宮崎亮大阪社会部記者|平和・人権専門・関心分野子ども・若者・教育・人権・平和・核兵器関連トピック・ジャンル連載決闘から始まった授業~「祖国」の教員免許とハングル講座(全7回)この連載の一覧を見るこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月17日 (木)男女平等、日本は117位自民党の新執行部が発足100歳以上、初の10万人超え9月16日 (水)石井準一参院幹事長が交代へ基準地価1.5%上昇消費減税の大綱を閣議決定9月15日 (火)中部電力の社長と会長 辞任へAI開発「遅らせるべきだ」富士山のヘリ救助 有料化へ9月14日 (月)新顔・古謝玄太氏 沖縄知事に待機児童が9年ぶりに増加首都圏新築マンション1.6億円トップニューストップページへFRBはなぜ利上げしたのか 日本への影響は 今後のポイントを解説7:01市場へのメッセージは? 高市改造内閣、財政悪化の懸念払拭なるか6:00留任の方向の小泉進次郎防衛相 発信力には定評、「危うさ」指摘も9:00ドジャースが先制、直後に逆転弾 大谷翔平不在で地区Vへマジック18:44トランプ氏長男の豪華結婚式 プーチン氏に近いロシア富豪が資金提供6:30鉄の門が開き、名を名乗らぬ夫婦が歓迎…ついに祖国の教員免許を手に9:00