祖国の教員免許求め、新潟から万景峰号に 直談判とぶち当たった現実

Wait 5 sec.

現場から2026年9月16日 9時00分有料記事宮崎亮 広島朝鮮中高級学校の教員だった廉和善(リョムファソン)(77)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の教員免許取得をめざすことにした。 広島電機大学付属高校(電高)で朝鮮語の授業を任されたためだった。朝鮮学校卒で日本の制度上は「小卒」の廉が日本の高校で教えるには、祖国の教員免許が必要だった。20代半ばだった廉和善さん(左)。広島朝鮮中高級学校の教員になって数年目だった=廉さん提供 機会が訪れたのは1986年。平壌(ピョンヤン)である朝鮮学校教員向けの研修会に参加することになった。 当時37歳の廉はすでに自校の教務部長(教頭)。全国の教員の引率が公式の渡航理由だったが、目的は免許だった。 在日朝鮮人が祖国の教員免許を取る正規のルートはなく、前例もない。【連載初回はこちら】日本の教員免許に加え、北朝鮮の教員免許も持つ在日朝鮮人の廉和善さんを主人公とする連載。4回目では、北朝鮮に渡ったときのエピソードを振り返ります。 「滞在中に祖国の人間に直談判し、免許取得の道を開いてもらう」。廉はそう計画した。 6月の出発の日。新潟港から北朝鮮行きの貨客船「万景峰(マンギョンポン)号」に乗ろうとすると、2人の男性に呼び止められた。朝鮮総連が重視した「本筋」 民族団体の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の幹部らだった。 2人はすでに事情を知っていた。 「我々総連は祖国に対し、教…【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちらこの記事を書いた人宮崎亮大阪社会部記者|平和・人権専門・関心分野子ども・若者・教育・人権・平和・核兵器関連トピック・ジャンル連載決闘から始まった授業~「祖国」の教員免許とハングル講座(全7回)この連載の一覧を見るこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月16日 (水)石井準一参院幹事長が交代へ基準地価1.5%上昇消費減税の大綱を閣議決定9月15日 (火)中部電力の社長と会長 辞任へAI開発「遅らせるべきだ」富士山のヘリ救助 有料化へ9月14日 (月)新顔・古謝玄太氏 沖縄知事に待機児童が9年ぶりに増加首都圏新築マンション1.6億円9月13日 (日)フーシが紅海の沿岸部を制圧インフル流行、異例の早さ新築マンションに配達駐車場トップニューストップページへ「聖域」人事に首相が? 「大変なことに…」参院の実力者交代へ19:30財政難の兵庫県に時価8億3400万円の金の延べ棒 匿名希望の寄付5:00「パレスチナ解放」訴え、ラッパーが降板 エド・シーランの米ツアー6:00ロシア極東でドリフト大会 4年ぶり日本の名車が激走、侵攻後も人気7:00東京23区の地価上昇率、1位は港区 中央区や千代田区は伸び率鈍化6:00草間彌生さんの屋外作品、各地に 「日常にありえないサイズ、色彩」7:00